お約束パターンの作品が、お約束の手順を踏んでます
さてこの世界でひっそりと生きていくということを決めたアークは、ひっそりと地味な仕事として薬草取りの護衛という任務に出向くが・・・という本当にお約束な話。本人は「いかにもゲームの初期クエストという感じが」とか云々言っていたが、実のところ「いかにもこの手の作品の最初のクエストという感じが」ですわ。
ところで今回この作品のOPを初めて見たんですが(実は大抵OPとEDはすっ飛ばして視聴している)、骸骨頭であの高笑いって、もしかし黄金バットのパロなんでしょうか? 完全にセンスがそれ系だったので。もっともそうだったとしても、今時の平成生まれの視聴者は全く気がつかないでしょうけど。うん、実は昭和生まれの私でさえ、黄金バットってリアルタイムで知っている世代ではないので。そもそもあの作品は元をたどればテレビでさえなくて紙芝居の世界ですから。
で、けなげな少女の願いを叶えて上げる真面目な主人公はともかくとして、今回でどうやらマスコット登場です。ポンタだそうですが、ホテルルートインのフロントに巨大ぬいぐるみが置いてあるあれでしょうか? ライバルはT-ポイント(笑)。だけどポンタだったらタヌキだけど、どうやら九尾のようだから狐ですよね。今はまだガキンチョですが、成長すると傾国になるんでしょうか? そう言えばオスかメスかもハッキリしてませんね。
それにしても、普通は元に世界に戻る努力をしないか?
それにしても本作は「リアデイル」や「賢者の弟子」と全く同じで、主人公がゲーム世界に入り込んでしまったゲーマーって設定が、単に主人公が無双なための理由付けの意味しか持ってなくて、主人公自身に悩みも元の世界に戻ろうという意志も何もありません。ハッキリ言ってこれって非常に不自然なんですけどね。簡単に戻れそうにないことが分かってから「まあそれならこの世界で生きていくのも悪くないか」と開き直ることはあったとしても、最初から元の世界に戻る努力も意志もないって、この手の作品に登場する主人公って、どれだけ元の世界でクソな人生送ってたんだろうって疑問持ちますね。「リアデイル」なんかはそこのところは、ヒロインは元の世界で死んでしまっているので戻れないって説明がついてましたが。
あまりにお約束パターン通りの量産型作品なので、まあ化けることはほぼないでしょうが、こいつも結局はなんだかんだで付き合うんだろうな。もっとも「村人A」と同じで、作品は見ててもあまりにお約束で書くことがなくなってブログの方は落ちるということはあり得ますので。
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