白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

処刑少女の生きる道(バージンロード) 第3話「禁忌の【赤】」

危ない姫様が登場

 前回登場した姫騎士様は、想像以上の戦闘狂の危ない奴でした。まさにバーサーカーめいているな。成り行き上モモがずっと彼女と戦う羽目になってしまいましたが、とりあえずそれで両者ともなかなかの戦闘技倆を持っているということを現していました。

     
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 で、列車ジャックして姫騎士様を拉致ろうとしたテロリスト共は、当の姫騎士様の反撃と二人の神官の攻撃であっさりと殲滅。しかし最後の最後でジハードして魔物召喚やっちゃったようです。そこでメノウが非常手段としてアカリの魔力を使って列車を強制停止させる大魔術を発動したということか。結局は何だかんだでやっぱりメノウとアカリの関係が強くなっていっている。やっぱりモモが懸念していた通りにアカリは危険だ。

 

 

アカリの強力すぎる力と、ウザすぎる性格

 その過程で、メノウはアカリの強力な魔力に脅威を感じると共に、自分達は一度死に戻りをしてるんじゃないかという推測に達した模様です。確かに途中で一回、何か時間が一瞬戻ったような箇所があり、モモが「気持ち悪い」と言ってましたから、あそこで多分戻ってるんでしょう。それにしても一番最初にアカリが力を使った時は、自分の状態だけを生前に戻した感じだったですが、今回はアカリが世の中の全体の時間を戻してしまったようなことになるのですが、そこのところの整合性は?

 どちらにしてもアカリの能力は、下手するとこの世界の成り立ち自体を破壊しかねない超強力なものだということが明らかになってきました。となると力が暴走するようなことになると大変なので、何が何でも封印する必要があるんでしょうが、そもそもそれは可能なんでしょうかね? 大司教とやらは何やら大がかりな儀式をするようなことを言っていたが。それにそもそもこのレベルの力を封印できるんなら、最初から異世界人を召喚することを封じることはできないんだろうか? そっちの方が余程根本的なんだが。

 まあ作品の方はとりあえず順調に行っているようですが、一番の不安要因はヒロインのアカリがいささかウザい。脳天気なまでに無警戒だから、相手の懐にいきなり入り込むタイプという設定は良いんだが、さすがにここまで来ると行動がアホすぎて、少々ウザく感じる。正直見ていていささかのストレスがある。まあ彼女も何か過去の問題抱えているようなことを匂わせているから、それがこの性格にもつながってくるんだろうとは思うが。

 

 

業務連絡

 最後に業務連絡ですが、本作と一緒に土曜日に入っていた「恋は世界征服のあとで」ですが、やっぱり締まりの無いラブコメを延々とやるつもりのようなので落ちます。とにかくあまりにオタの妄想を絵に描いたような都合良すぎるヒロインにリアリティがないし。異常な世間知らずの二人のギクシャクラブコメを描くだけで、正直なところ戦隊とか悪の秘密結社とかの設定がまるで生きてないので作品として全く魅力なしです。

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