白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2022年春アニメ 土曜日編2

恋は世界征服のあとで 第1話「君のことが好きだ!」

 戦隊ヒーローのレッドが悪の組織の女幹部に恋をしてしまうというヘッポコラブストーリーの模様。しかも早々に両思いになってしまったようで、いかにも恋愛に不器用な二人の世を忍んでの恋愛模様が視聴者の笑いを誘う・・・というつもりのようなんだが。

     
コミック原作の作品のようです

 実のところ笑えないんだよな。完全にスベってしまっている。戦隊ヒーローと悪の組織を描くのだったら、先のシーズンに黒井津さんって秀逸な作品があったので、あれに比べるとハッキリ言って面白くない。そもそも何だかんだ言っても本質的には単なるラブコメに過ぎないし。こういうタイプの許されない組み合わせの恋愛劇って、昔から教師と生徒とかいろいろパターンはあるから。

 それとやっぱり個人的にはクセの強すぎる作画が好きになれないな。変に簡素でクセのある絵なので、ヒロインが可愛く見えないんだよな。別に萌え作品にする必要はないが、このタイプの作品ってその時点でかなり大きなマイナスでは。

 とりあえずどう展開するか分からないのでしばし様子見ますが、正直なところ今回のノリでダラダラ続くんだったら近い内に落ちるかな。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード) 第2話「迷い人」

 お約束の展開になってきたな。メノウはアカリを殺そうとしたが、彼女の能力で復活されてしまう。どうも時間を巻き戻しているような様子があったが、これだと実質不死身です。しかし時間に干渉するような力だとしたら、暴走してしまったらかなり深刻な災害を招くことは確実、メノウとしては確実に始末する必要があるのだが方法がなし。結局は本部に連行ということでしょうか。

     
ラノベ原作もののようで

 本作はこのような特殊能力を持つ相手を普通の人であるヒロインがどうやって殺害するかを描くパターン作品ではないので。そのパターンの作品は「無能なナナ」だったかな。私はあの作品は第2話まで見たところであまりに後味が悪いので落ちたが。まあそんな特殊能力を持つ輩がポンポンと登場したら社会に対する脅威そのものだから、殺害されることになるってのは分かるんだが、やっぱり殺される方自体は特に罪があるわけじゃないですからね。儀式かなんかで能力封じれるのなら、殺す前に無害化する方法はないのかとか思うが。

 メノウにかなり執着しているモモがアカリのことを「危険だ」と言っていたが、図らずしもそれは本質ついているな。モモ自身はアカリへの嫉妬から発しているんだが、基本的にメノウは感情の根本のところでは甘さがあるので、アカリと長時間行動を共にしていたら情が移って殺害を躊躇うようになる可能性を感じているんだろう。メノウは自分は使命感が強いからそんなことはあり得ないと信じている(というか信じようとしている)ようではあるが。

 またそういう点でアカリは一番危ないタイプ。とにかく脳天気なまでに無警戒で、容易に相手の懐に飛び込んでしまうという、端的に言えば少し頭の可哀想な子(笑)。メノウでなくても彼女を騙して殺害するとなると多かれ少なかれ罪の意識を抱かずにはいられないというタイプです。実際にわずかのやりとりだけでもメノウは既に彼女のペースに巻き込まれていますから。そこから何か事件が発生していくんだろうな。

 

 

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