白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2022年春アニメ 金曜日編

RPG不動産 第1話「RPG不動産へようこそ!はじめてのお部屋探しです!」

 ありがちのファンタジー世界ほのぼのもの。一応ヒロインは魔法使いらしいんだが、その設定が特に生きているという様子はなく、単に田舎出身の新卒が就職して働き始めるというだけの内容。同僚はクセはあるが悪いヤツはいないという典型的なほのぼの系少女漫画のお約束パターンである。

 魔法使いがヒロインと言うことで「魔女の旅々」を連想したが、あれほどストーリーにひねりや影はなさそう。どちらかと言えばしばらく前にあったファンタジー世界で薬剤師する話並の腑抜けた内容になりそう。

     
コミック原作の模様

 作品的には萌え要素も入りそうなところなのだが、そこで一番の問題はクセ絵というか何と言うか、端的に言ってキャラクターが全く可愛くないこと。妙に目が離れたヒラメキャラばかりで、正直なところグロ手前の超クセ絵。特に作画崩壊しているわけでもないようなので、そもそもこういう絵柄なんだろうが、正直どうにも好きになれない。

 と、いきなり諸々ネガティブ条件ばかりが揃いすぎなので、本作はもういきなり脱落です。

 

 

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 第1話「流浪の騎士、世直し旅にて候ふ」

 ゲームをしながら寝落ちしてしまったら、いきなりゲーム世界の中に入り込んでしまっていたらしい主人公が、自分の境遇に一切疑問も感じなければ本来の世界に戻る努力も端から放棄して無双するという典型的な量産型作品。パターンとしては先の「賢者の弟子」とか「リアデイル」なんかと同じカテゴリーに入る。

     
これもコミック原作のようです

 で、いきなりお嬢様が山賊に襲われるシーンから始まるもんだから、「おいおい、まさかいきなりエロ展開する気じゃないだろうな」と焦ったが、とりあえずこれは主人公が山賊共を一刀両断で始末するための前置きだった模様。第1話は、能力的には無双だが、まだこの世界で生きる術を持っていない主人公が、生きるための糧を得る手段を確保するというところまで。

 主人公の顔が骸骨という設定があるので、堂々と勇者を目指すというわけにも行かず、目立たず過ごすということが信条になっているという辺りが主人公の特徴であるのだが、目立たないつもりが無双すぎて嫌でも目立ってしまうという展開になるのではという予測が出来る。前向きと言うよりも、物事を深く考えない主人公の性格からして、脳天気な明るい話になることは予測できる。バターンとしてありそうなのは、序盤は脳天気に異世界探検をしているが、中盤辺りから何やら大きな陰謀か事件に巻き込まれることになり、最後はそれを解決して目出度し目出度しって辺りがお約束展開か。

 典型的な量産型作品なので、今更特別な魅力が出そうな予感は微塵もないが、まあとりあえずしばらくはフォローと言うところか。あまりにグダグダするようなら途中で落ちる。それにしてもこの業界も、こうも全く同じパターンの作品ばかり量産していてよくも続くもんだ。

 

 

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