魔族に支配された町を解放するマティアス一行
フォルキアを訪れたマティアス一行が目撃したのは、魔族に支配されて魔法で思考力を落とされた住民達が奴隷化されている北朝鮮及び自民党の思い描く理想社会。しかも魔族の目的は核兵器・・・ではないが、国を丸ごと吹き飛ばせる兵器の開発・・・ってことだから、やはり北朝鮮か自民党の思い描く理想社会。
当然ながら魔族のそんな企みはぶっ壊してやるぜとなるんだが、そこで「最強賢者、連携する」ですか。まあマティアスも前世のガイアス時代の能力なら、恐らく全部まとめて真っ正面から撃破だったんでしょうが。ただ今回のような徒党を組む相手の場合、いくら強くても単独なら漏らしてしまう可能性はあったんだろう(もっとも今回の敵レベルだったら魔法探知で一網打尽にしたんだろうが)。
ところで「アマゾク」って言っていたのが意味が良く分からなかったのだが、公式HPに目を通したら「亜魔族」ってことのようだ。半端者の魔族ってことか? と言うことは一般的な魔族よりは個々の能力は劣るってことか。確かにやけにあっさりとやられていたが、爆発程度では即死しないだけの能力はあった模様。相手を攪乱するためにあえてルリイとアルマにはとどめを刺させてなかったが、実際には相手が単独だったら2人でサクッと倒せるレベルなんだろうな。
各人が能力を開花させている
連携するマティアスはチームプレイで亜魔族の集団を狩っていく。マティアスは実際の戦闘の現場を通して確実にルリイとアルマのレベルを上げているが、最終的には彼女たちをどのレベルまで成長させるつもりなんだろうか。もう既に当時の一般的レベルからは怪物レベルに強くなっているようだが。多分、このまま行けば並の魔族なんかは瞬殺できるレベルになるだろう。
そして耐久性が半端ないイリスはまたも囮役。「いつもこんなのばかり」と言っているが、並の攻撃だと堪えないから囮にはピッタリ。また破壊力の制御がまだ不安定だから。下手に戦わせると過剰破壊する恐れが強いから、そういう点でも囮が一番適しているな。最前線で盾代わりにしたこともあるみたいだが。イリスもまだ完全に傷が癒えてなくて実力は完全には発揮できていないはずではあるが。
最後は突然乱入した脳筋ギルアスが敵の親玉と真っ向勝負。それにしてもマティアスの与えた教科書は脳筋のせいで全く読めないようだが、それでも今回は既に意図的に魔法を駆使していたから、もう戦闘センスの塊のような奴だ。しかも駆使したのは「こちらもダメージを食うが、力技で相手の防御ごと叩ききる」という絵に描いたような脳筋根性魔法。マティアスも感心していたが、何とも見事に自分に向いた魔法を選んできたもんだ。マティアスの前世の知り合いにこういう脳筋タイプがいたようなことを言っていたと思うが、マティアスもギリアスにはそいつのことを重ね合わせているのではという気がするな。
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