白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

怪人開発部の黒井津さん 第8話「亡者の巣くう根城に住む悪しき魔物たちは、(以下略)」

魔法少女潜入する

 前半は久しぶりに登場した魔法少女2人(だが、1人は本来は男らしい)が悪の組織に諜報活動として潜入しようと面接に臨むという話。それにしても魔法少女よりも悪の組織の幹部に対しての適性の方が高そうなことがバリバリと分かっていくという「いいのか、これで」という展開。しかも魔法少女のバックについているのは、どこの玩具メーカーだ? 明らかにプリキュアのグッズがあったが。

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 そして面接を担当するのはメギストス様。それにしても相変わらずとことんホワイトなビジネスマンなのが笑えるよな。全く持ってアニメ界の理想の上司ナンバー1と違うか。あの2人の正体見抜いてしっかり不採用にしてるのは見事だが、そこでしっかりとお祈りメールまで送るという万事抜かりのなさ。本当にお見事と言うか、ビジネスマンの鑑だな。それにしても絶対零度参謀は戦闘員の採用まで担当しているのか? メギストス様、あまりに多忙すぎるのと違うか。何かリゲインを愛飲してそう。

 

 

ついに巨大ロボット登場・・・はしない

 後半は黒井津さんの新設計ポリシーに則って(と言うか、第1話での思いつきを本当に実現してしまったらしい)開発した新怪人がブレイダーの能力を完全分析して見事に追い詰めるのだが、そこでまさかの主人公の掟破りのセカンドフォーム登場で返り討ちと。まあ想定外だったって、実際はあんな掟破りは想定できないわな。そしてそこまで掟破りが来たら、確かに最後に巨大ロボの登場もあり得るが、あれを運営しようとしたら莫大なコストが必要という試算が・・・というドシビアな話。しかし予算の問題だけでなく、技術的にも身長50メートルクラスのロボットを作ろうとすると、構成材の強度が問題となります。確かに体積は3乗で効くんだが、それに対して断面積は2乗なんで、大きくすればするほど自重を支えるのためには材の強度が必要となって、普通の生物とか普通の金属製ロボットだと自重でつぶれちまうんだよな。だからかつて出た「ウルトラマン研究序説」って本では、ウルトラマンの自重を支えようとするとタンパク質生命では無理で、金属生命なのではと結論づけている。またガンダムなんかは普通の金属ではキツいから、ガンダニウム合金なんて言う超軽量高強度の合金を後付け設定で追加している。そう言えばマジンガーも超合金Zだったな。

 まあそもそも巨大ロボット兵器なんて、インパクトはあるが、実際に兵器として運用しようとすると整備維持コストと実際の運用条件などでメリットまるでないです。だからまともな組織だったらそんな物作ろうとはしないでしょうね。

 で、相変わらず付け足しの水木さん話は続いてますが、今回はローカルヒーローまで付け足しになっちゃいました。結局彼らは一番最初のシーンで貼ってあったポスターだけですよね。何かひどい割愛のされ方だな。主題歌とか敵の設定とかその辺りの細かいところが実はまだ出来てないとかでしょうか。

 

 

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