夏だ、海だ、海水浴だ・・・いや、今は冬だろ
ブレイダーに水中戦を挑む作戦を実行するために、怪人の水中テストを実行・・・なんてことを言っているが、要は季節外れの海水浴ネタです。この手の作品での定番ネタではありますが、冬アニメにはツラいわな・・・。
そして海水浴ネタとなったらお約束の水着だが、黒井津さんは以前からやけに巨乳を強調するな。ロリ顔に不似合いの巨乳って、オタの妄想をストレートに現したようなキャラでもある。その辺りでもこの作品はコテコテと言える。一方、中身は中二男子のウルフくんは、妙に似合ってしまっているビキニにかなり抵抗がある模様だが、黒井津さんはこのまま女の子の自覚をしろとのかなりの無茶ぶり。いやいや、男の自覚があるからこそ、黒井津さんを意識しまくってるんだが。
で、ウルフくんとカノンくんが何かと張り合うことに。確かに言っていたように、それぞれ「良いところを見せたい」相手がいるもんだから、それを意識して不必要に張り合っています。ただウルフくんは100％生体系だが、カノンくんは半分方はメカだったんだな。確か彼を作る時って、そのせいであちこちの部署との調整が大変だったんだっけ。そしてすべて折り合いをつけた結果、当初案とは似ても似つかない今の姿になったって経緯があったな。
と言うわけで二人が悲しき男の性を炸裂しあった結果、カノンくんが突然のトラブルで危機に。この危機は「首領にはとても見えないが、さすがに首領と言うだけあって実力は滅茶苦茶ある」アカシック様のおかげで切り抜けたが、大騒ぎになって後で絶対零度参謀メギストス様からこってりと絞られる羽目に。やはり全体的にヌルすぎるこの組織ではメギストス様は風紀委員のようです。
つぶしの利きにくい業界のOBたちの物語
後半は黒井津さんがたまたま立ち寄ってしまった怪しすぎる小料理屋のエピソード。結局その店に集うのは往年のヒーローや悪の幹部たちと。
原子炉装備でクールダウンようにタバコ(時世柄かなぜかチュッパチャプスみたいになっていたが)型の冷却剤を使用するのはエイトマンですね。そして接触事故で命を奪ってしまったが、最後には上司がご都合主義に命を2つ持ってきたおかげで誤魔化せたのは銀色の巨人ことウルトラマン。しかし最早あのクラスになるとこの業界では都市伝説レベルですか。そして言うまでもなく脳改造前に逃亡したバッタ男は仮面ライダーですね。ライダーを作ったのもショッカーのはずなんですが、結局ショッカーはその後にライダーを超える怪人を作れていなくて、結局は裏切り者のライダーに組織を壊滅させられるわけですから、確かに「なぜ脳改造を最初にしなかったんだ」ではあります。あの世界での失敗例の教科書になっているようですね。ショッカーの首領は日経の「敗軍の将兵を語る」にでも登場したんでしょうか(笑)。この世界はつぶしが利かないって、何か結構リアルに感じてしまう。
他にも諸々ヒーロー&悪の幹部OBがゾロゾロいたようですが、女将さんも絶対何かあるだろうと思っていたら、元魔法少女とは・・・。しかしさすがに変身したら年齢もスタイルも変わるんですね。そう言えば伝説のキュアババアことハートキャッチプリキュアのキュアフラワー(ヒロインの祖母ですからリアルババアです)も突然に変身して若返ったな。で、この作品にはヒロインよりも年上(ヒロインは基本中学生なんだが、彼女は高校生)というキュアムーンライトが登場したんだが、おかげで彼女がキュアババアと呼ばれずに済んだとか云々。ちなみに彼女はプリキュア史上でも異色と言われるほどのネクラキャラで、しかもそうなって仕方がないだけの過酷な背景を背負っていたという「お子様アニメにこれは良いのか?」ってキャラでしたから。
と、なんでプリキュアの話してるんだ? ちなみに私はセラムンファンではあるが、決してプリキュアファンではないしプリキュアには実はあまり詳しくない。もっともハートキャッチの第1話でいきなり彼女が登場した時に、声優が誰か伏せていたために「誰?」と世間ではかなり話題になっていたが、たまたまその回を見た私は一発で久川綾だと分かってしまったということはありました(戦いでの台詞回しが、セラムン無印終盤の最後の戦いに挑むセーラーマーキュリーそのままだったので)。私の頭の中には「これも今日が使いおさめかもね」という台詞が流れていました。
と、完全にジジイの世界に突入してました。今時の若い人にはポカンだろうな。もっともこの作品自身が結構ジジイセンスが強いですから・・・。
で、その小料理屋でのドタバタに紛れてローカルヒーローがまとめて登場してました(一部は海の家で料理してましたが)、一応彼らは「現役」ってことなんでしょうか。またさりげに水木さんがここでバイトしてましたね。彼女のこの作品での位置づけってのも今ひとつ良く分からんのだよな。
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