白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

東京24区 第7話「黄金サンライズ」

結局は筋肉馬鹿シュウタがパンを焼くだけの話だった

 先週唐突に1回抜けたが、コロナの影響があるのかどうかは不明だが、制作がしんどいんだろうか? この作品以外でも黒井津さんとか一週抜けがあったな。

   
プライムビデオ配信中

 前回、ドタドタと話が動いたと思ったら、また動かなくなってしまった。結局のところ、前回は翠堂コウキのことを、前々回は朱城ランのことを中心に描く回で、今回は蒼生シュウタのことを中心に描く回ってことか。しかし複雑な想いを抱きながらも体制側で動いているコウキや、同じく複雑な想いを抱きつつ反体制側のランに比べると、その中間で深いことを全く考えていないシュウタの話になると突然につまらん内容になる。今回なんて結局はシュウタがパンを焼いていただけ(笑)。まあその背後でこの世界のことについて描いてはいるんだが。

 結局今回分かったのは、シュウタにはやけにマッチョな親父がいたということか。あの無口な何を考えているか分からない親父は、ある意味でこの作品の最強キャラかも知らん。まあその親父が無口すぎるせいで、シュウタがあらぬ方向に突っ走って、危うく変質者扱いになりかねないところだったが(笑)。

 

 

謎がもつれてきているのだが、それと共に話も失速気味なのが・・・

 それにしてもシステムの中核があんなわけの分からないものだったと判明しても、黙々と体制側で仕事をしているコウキも何を考えているか分からん。あんなこと知ったら、まずシュウタは正気ではいられないだろう。それでなくても未だにアスミのことを引きずっているのに。それにしてもまりはシュウタの気持ちがずっとアスミの方に行っていて、しかもまだそれを引きずっているのを重々承知の上でシュウタに惹かれているような雰囲気だな。あの筋肉馬鹿がなぜそこまでモテる?

 で、最後の最後にようやく本筋に関わりそうなところとして、シュウタがゼロスと接触したようだが、そこで「続きは次回」。彼はランとはかなり深い関わりがあり、現在のランのあり方に大きな影響を与えた人物のようだが、これがまた何を考えているかは不明。にしても、シュウタが接触したところでどうなるのかも不明。

 最初はスピード感もあってなかなかに面白い作品だと感じたのだが、段々とストーリーがスローダウンしてきて、しかも登場人物の行動原理も不明になってきて、何を考えているのか分からん奴ばかりになってきた。正直作品としては急失速しているな。ここから終盤に向けて建て直していければ良いが、下手してこのままさらにグダグダしていくようなら正直しんどいな。私的にはこの作品、カバちゃんが死んで以降急激に評価を落としている。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work