白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

天才王子の赤字国家再生術 第2話「戦場のウェイン・サレマ・アルバレスト」

金鉱山を手に入れてしまったものの・・・

 勝手に盛り上がっている部下たちを鎮めるために、無理筋と思われるジラート鉱山占領を提案したと思ったら、想像以上の敵の弱さのためかあっさりと占領に成功してしまったという「予想外」の事態に戸惑うウェイン。

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 当然のようにマーデン王国は奪回のために大軍を送り込んでくる。しかも頼みの鉱山は実はもう鉱脈が枯渇寸前という無価値の代物。しかしだからといって放り出して撤退というのでは部下は納得しないだろうし、全くの軍費の無駄遣い。そうだマーデンは鉱脈が枯渇するということを知らないようだから、戦闘を泥沼に持ち込んでマーデンに鉱山の買取を持ちかけてやれと陰謀を巡らす腹黒王子というのが今回。

 ところでこの作品、戦闘になると兵隊を駒で現すシーンが登場するんだが、これって単に戦闘シーンの作画を省いているだけだろうな。銀英伝での四角や三角が動いている画面と違って、決して戦況が分かりやすくなっているというわけでもないから。正直なところどうみても手抜き以上の何者にも見えん。実際に駒を使って戦術をどうこうと解説する必要があるレベルの戦術なんか駆使してないし。

 

 

それにしてもあり得ないほどに無能な隣国の連中

 それにしてもマーデン王国の重臣連中は、王にゴマをするイエスマンばかりと前回言っていたが、確かに見事すぎるほどにボンクラ揃い、それに輪をかけて王がさらにボンクラと来てるんだからこの国の将来は見えてるわな。それに3万の軍を送れといった奴も「大軍で1週間でナトラ王国軍を撃退しろ」と言っていたのに、派遣された将軍は何だかんだで1ヶ月近くグズグズする無能っぷり。そりゃこんなことをしてたら国が滅びもするわな。そもそもあの要塞のような地形を見て、たかだか6倍程度の兵力で力押しで簡単に勝てると思ってたんだから、あの将軍はどうしようもない無能。しかも敵が戦意の低い弱兵ならともかく、そうでないのは先の敗戦で分かっているはずなのに。

 そして散々天才ウェイン王子の極々当たり前の戦術に振り回された馬鹿将軍は、よりよって王子の逆鱗にもろに触れてしまって、畏れ多くも王子自らに討伐されてしまうと。にしてもいくら不意打ちでも将軍側近にあの程度の賊を撃退できる猛者がいないとは、本当に上から下までダメダメになっている国だな。

 で、ウェイン王子の逆鱗はあの側近の少女ですか。どうもいわゆる被差別階級の出身のようですが、王子はそんなものは微塵も気にしていないようです。灰かぶりと言っていたようでしたので「シンデレラ」ですか? 

 

 

天才が凡将を倒したのでなく、普通の王子が超無能に普通に勝っただけ

 それにしても天才ウェイン王子が繰り出したのが神算鬼謀で、それにまんまと敵が振り回されてしまったというのならともかく、今回見ているとウェイン王子は極めて当たり前で普通の戦術しか行使してないんですよね。だから今回見ている限りではウェイン王子が超有能と言うよりも、マーデン王国があり得ないぐらいに無能だったということにしかならないです。決して嫌いな話でもないが、目下のところストーリーが非常に浅いのが気になる。

 

 水曜日はこれ以外に「薔薇王の葬列」と「賢者の弟子を名乗る賢者」がありましたが、薔薇王はいかにも少女漫画的なドロドロした内容がもろにしんどくて今回で落ちました。賢者については今回一応視聴はしましたが、予想以上に何もなさそうな雰囲気なので、とりあえずブログは落ちます(視聴はまだしばしするかもしれんが、ここに書くような内容がない)。ということで水曜もこの作品だけになってしまいました。

 

 

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