白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

失格紋の最強賢者 第3話「最強賢者、竜と出会う」第4話「最強賢者、潜入する」

魔族を易々と討伐していく無双のマティアス

 前回あっさりとダンジョンで魔物退治で資源の収拾及びルリイとアルマのレベルアップも行ったマティアス。その獲物をギルドで売却してどうやらかなりの軍資金を手に入れた模様。

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 しかもどうやら偵察にやって来たと思われる魔族はをあっさりと返り討ち。マティアスは「今の自分はまだかなり弱い」と言っているが、それを補って余りありすぎる経験値。結局は魔力がそんなに強くなくても(と言ってもあくまで前世の彼の全盛期の能力に比べてであるが)、効果的に使用することで戦闘力はいくらでも高めることが出来ると言うことのようです。弱い方の魔族はルリイとアルマに回して彼らの経験値稼ぎに使用しながら、自身は強い方の魔族をあっさりと始末してしまうという余裕のよっちゃん。

 前回では有史以来人間が単独で魔族を葬ることはなかったと言われていたが、その有史以来の記録を楽々と塗り替えていく無双のマティアス。こりゃ校長も王様も驚くわな。もっともあまり派手にやり過ぎたら、次はマティアス自身が人類社会に対する脅威と見なされる可能性もなきにしもあらず。「狡兎死して走狗煮られる」などと言います。どうもここの校長はいかつい風貌に反して人間が素直すぎるし、それは王様も同じ模様。

 

 

暗黒竜をタクシー代わりにチャーターして、敵のアジトに殴り込み

 そして魔族による盗聴まで発見したマティアスは「それなら本拠を訪問しよう」とまるでセールスマンの家庭訪問なみの気軽さで魔物討伐に乗り出す。ただ現在は長距離転移魔法が使えないから(この時代では転移魔法自体が失われた技術らしいが)、移動のための乗り物として、かつて降参させてパシリにした暗黒竜の元へ。もうこの暗黒竜がマティアスにはよほど力の差を見せられたのか、完全に平身低頭状態なのが笑えます。マティアスのあまりの常識外れぶりに巻き込まれてしまったルリイとアルマは、自分達も非常識領域に踏み込みつつあるのを感じている模様。

 で、ドラゴンタクシーで敵アジトに乗り込んだマティアスは、まずは見張の下っ端魔族を一刀両断、さらに潜んでいた雑魚魔族の方は例によってルリイとアルマのレベル上げに活用する余裕。にしても、最後の最後までマティアスのニセモノに負けたと思い込んでいるお馬鹿な魔族。

 そして真打ちの方は2人を下がらせておいてマティアスが対処。片腕を吹っ飛ばされてピンチかと思わせつつ、それは計算尽くの罠という相変わらずの根性の悪さ。鑑定魔法で相手の能力は丸分かりとか。もう後は完全に殲滅戦です。しかもわざと魔族を大爆発で自滅させて、それで魔族の企みも妨害するという二手三手先まで読んだ展開。単純に戦闘能力よりも、マティアスはこちらの分析力の方が化け物です。

 

 

結局は暗黒竜まで加わって一癖のあるハーレムバーティ結成

 魔族襲撃への対処のために王都に戻ったマティアス一行、とりあえず暗黒竜のイリスは魔法で少女に変身と言うことで、これで萌え美少女が一人追加。結局はマティアスのハーレム状態だけが強化されただけの模様。イリスは典型的な天然少女というところで歩く天災級、アルマはボク女だし、何か変わった美少女ばかり集めたパーティーになっている。比較的まともなのはルリイだが、彼女も何かとマティアスのボディタッチをしたがるという危ないところのある少女だし。マティアスはどうも前世でも女っ気はなかったっぽいから、女性免疫は結構少なそう。そもそも女性に対して強烈な興味は無いようだが、かといって全く関心が無いわけでもなしってとこか。

 豪快なまでの主人公の無双さは、例の不適格者の魔王様と同様ですが、全体的なキャラ配置があの作品よりはほんわかしています。あの作品は回りのキャラには主人公に敵対する者が多くて、それを次々と圧倒的無双さで粉砕していく話でしたが、この作品は魔族の大虐殺は行ってますが、人間で敵対的な連中はほとんど出てきてません。ややこしい陰謀とか抜きで、真っ正面から魔族を粉砕していくストーリーになるんでしょうか。

 

 

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