豪快に落ちるところまで落ちきってしまった賢者?君
ありゃありゃ、とうとう落ちるところまで落ちてしまったあの愚者君は、あっさりとレッドに切り捨てられてしまった。それにしても普通の魔法使いとしてみても彼の能力って低すぎるのでは。賢者の加護ってのは、自分の能力を実力以上に過大評価をするという呪いがかかっているのか?
それにしても豪快すぎる落ちっぷりで、もうこれは「ざまあ」レベルではないな。彼一人を見ているだけで、加護なんてのはやっぱり呪いなんだということを痛感させる。最初にルーティに会った時から、彼女と一緒にいたら自分も世界を救った大賢者として崇められるということがあからさまに目的になっているから。多分この世にいたなら、ユーチューバーとしての知名度を上げるために最後は犯罪をしてしまうようなタイプの自己顕示欲が過剰な奴だろう。元々の性格なのか、加護の呪いでそうなっているのかは不明だが。
あのデーモンの狙いがまだよく分からないが
それにしてもあの片腕失ったマッチョ兄貴。流石に右手を生やしはしなかったが、左手一本であれだけ出来たらそりゃ右手は不要だわな。にしても、あれだけ無双な兄貴があんな雑魚デーモンに片手持ってかれるって、どれだけ不意を突かれたんだか。
しかもその雑魚デーモンは何やら陰謀を巡らせていて、そもそもの目的はルーティに初代勇者の呪いがかかっている(としか思えん)剣を触らせること。そのことにどういうメリットがあるのかが今回明かされていないが、次回に奴の真の目的が登場するってこと? だとしたら奴があそこで消滅してしまったのなら意味不明だから、あいつはまた復活する能力でも持ってるのか? アンデッド系の能力で不死を持っているとか。
とりあえず薬で自我を保っていたルーティが、初代勇者の呪いで再び勇者の加護とやらの支配下にということなった模様。しかしどう見てもルーティは勇者に目覚めたと言うよりもバーサーカー化してるわな。そうやって勇者に世界を破滅させることがあの雑魚の目的だったのか? まあそれなら少しは分かるが、それならそれでそれが奴にどんな利益があるのかは分からん。とにかく魔族とは世界の滅亡を願うものなんだとと強引に解釈することも不可能ではないが。まあもっとも、こんなわけの分からん神の呪いに支配されている世界なら、一度ぶち壊してやり直した方がもっとまともになりそうな気もするが。で、ラストは「加護だと何だとウザかったので、唯一神をぶっ倒して新世界構築する」という辺りであっさりと(笑)。
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