白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

86-エイティシックス- 第20話「死ぬまで一緒に」

生き方が分からずに、完全に死に魅入られているシン

 敵を追撃中の86の面々。単独でかなり奥深く侵攻したところであるが、明日にでも敵の本体に攻撃を仕掛けようという前夜の模様。こういう時はパターンとして、各人の想いを描いていく展開となるのだが・・・やっぱりシンだけ壊れっぷりが半端ないな。

プライラムビデオもあるようです

 シンは自分には生きていく目的がないというようなことを言っていたが、それに対して仲間は「とにかく死にたくない」と言ったが、実際にそんなところだろう。こんな異常な状況下でずっといたら、未来絵図なんて描けるはずもないから。そして死神ことシンは仲間の死を無数に見届けてきた(その中の少なからぬ数は彼自身がとどめを刺している)という状態なんだから、もう精神的にはズタボロでしょう。実際のところは自分の未来を考えていないと言うよりも、もうこれ以上仲間が死んでいくところを見たくないというのが一番なんだろうけど、本人はそれを分かってか分からずでか否定して、自分は冷たい感情のない人間であると思い込もうとしている。しかしその矛盾をフレデリカは見抜いていた模様。

 フレデリカも帝国崩壊の修羅場を目撃してきているせいか、年齢に比べて明らかに「老成している」と感じさせる部分が多々ある。その上に精神感能力まで持っているから、シンの感情のかなり深いところまで感じ取っているんだろう。だからこそシンの危うさにも気づいていて、だから今回明らかに釘を刺したようだ。他の面々もシンが殊更に死を求めているってことを感じているから、それに対して事前に釘を刺すことをもろもろやっている模様。

 

 

一方の共和国のレーナは?

 で、レギオンの大攻勢を受けているはずの共和国が全く出てきません。レーナはどうなったんでしょうか。もう共和国は全滅しているのではという話が出て来てますが、レーナはもう一人の主人公的位置づけですから、そう簡単に死ぬとも思いにくいです。86を指揮してかなり苛烈な戦いをしていたようですから。もっとも共和国はもう国家の態はなしていないだろうというのは感じますが。将軍レーナとそれを支える傭兵集団みたいな状態になっている可能性大。

 まああんなアホな体制敷いて現実逃避してたんだから、壊滅しても国としては自業自得ですな。彼女のおじさんは、その状況を分かっていた上でかなりシニカルな見方をしていたようです。恐らく時間稼ぎをして死んでいるでしょう。それにしてもあの圧倒的に不利な条件から生き延びるとなったら、国を支えることは諦めて戦闘しながら離脱するしかないような気もするんだが。それとも生存のための最小限のインフラに絞ってそこを死守するか。

 

 

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