白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

最果てのパラディン 第10話「武勲の輝き」

やっぱり男ツンデレだった神殿長を初め、ウィルのバックアップ体制が整った

 ああ、やっぱりエセルバルドは十二分な器量を持った大人物であったし、バグリーも「能ある鷹は爪を隠す」のタイプの人物で、見た目の悪党面と横柄な態度に反して、内面は真摯で情のある人物だった模様。まあ典型的な男ツンデレだな。ウィルは対人的には真っ正面から誠意を持って相対するタイプなので、最初から害意を持っている根っからの悪党にはツラいところがあるが、このような人物がバックについたら非常に動きやすいわな。

   
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 そして魔物討伐に同行するパーティメンバーを募集か。無双のウィルでも相手が多数なら分が悪いし、相手の本拠にはそれなりの上位魔族がいることが考えられるから、それを恐れずに見返りのためでなくて自身のプライドのために戦う偏屈な荒くれ者が必要とのこと。ここでも金目当ての見かけ倒しの奴でなく、正真正銘の強者が彼の心意気に共感してきたようです。つらぬきのレイストフ。かなりの偏屈ではあるが、相当に頼りになりそうな人物。彼とも冒険を通じて信頼関係を築くことになりそうです。

 一方でビイとトニオは後方部隊として活躍してくれそう。単なる吟遊詩人としてだけでなく、どうやらジャーナリスト的志向もありそうなビイは格好の広報なので、これからウィルの活躍を宣伝していくのに貢献するでしょう。ウィルの活躍が広まれば、良くも悪くも様々な意図を持った人物が接近を図ってくるでしょうが、メネルはかなり人を見る目もありそう。そしてトニオは己の利益も上げつつ、確実に財政面を固めていくだろうことも想像できる。ウィルはガスからかなりの資金提供を受けてきたようだが、それも無尽蔵ではないから。先立つものがなければ人助けも出来ないし。

 

 

「辺境のパラディン」となったウィル

 そしてウィルはエセルバルドに認められたタイトルの「辺境のパラディン」となったと。騎士に叙されるということは、事実上辺境地域の領有を認められたことでもある。魔物の脅威に直面している辺境の人々を救い、そこを統治しろということである。エセルバルドがそれだけウィルの人柄を信じたということになる。貧乏くじを自ら進んで引こうとするようなウィルに対して興味を持ったんだろう。

 同様に神殿長のバグリーも彼を見込んだようだ。表向きはいかにも好人物というタイプの副神殿長が前面に立っているようだが、彼は神殿長の本質を理解していて尊敬もしている模様。ああいう関係にあれば神殿長に取って代わってやろうという野心を持ってもおかしくないのだが、そういうのとは無縁の人物のようだ。と言うわけでウィルの背後は十二分に安定しているので、後顧の憂いなく活躍できそう。

 

 

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