ローマの休日
今回はいわゆる「ローマの休日」ネタの模様。大人気の歌姫がその生活が窮屈になって、自由を満喫したくて逃げたしたところにガガンパーとメメンプーが出くわすという。
それにしても良く分からなかったのは、この都市ではすべての職業は世襲制でそれに逆らうということは一切考えられていない世界なのか? もっとも世襲で修行させたら誰でもそこそこはどうにかなる職業も多いが、歌とかスポーツとかは完全に才能があるから、いくら世襲でも才能があるとは限らんだろ。こういう世界まで完全世襲できていたら、長嶋一茂は一流選手になっていたはずだ。二世タレントなんかでも、親のコネを総動員しても結局はものにならない奴もいるし。
メメンプーは「自分の人生は自分で切り拓くべき」って考えだから、結局はそれが納得できなかったようだが。一方のガガンパーは大人の妥協的なもので「そういう世界もあり得るし、俺には関係ない」ってスタンスでした。それにしても唯一神の加護という呪いに縛られている某世界並に硬直した社会だな。実際はこういう社会で特にエンタメ業界が上手くいくはずがないのだが。本当に才能が世襲だけで決まるんなら、宮崎吾朗は名監督になっていたはずだし、手塚の息子の今頃は漫画界の超大物になってるはずだから。
前回重傷を負ったはずのメローロはしっかりと復帰してましたね。私は丈夫なんですって言ってたけど確かに丈夫だ。それともクローンの複製がズラリと控えているとか? シビトのことも含めて、既に大詰めのはずなのにこの世界のことはほとんど分かっていないな。その挙げ句にメメンプーはシビトに捕らえられて「お前の本当の父」ときたもんだ。これ、本当に次回で決着つくのか? 予想つかんわ。
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