白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

サクガン 第12話「TO BE CONTINUED」

これって、つまりは打ち切りだよね

 うっわー、やりやがった・・・。どう考えてもここに来ての急に話の佳境で、1話で終わりそうなはずがないと感じてはいたが、こりゃ打ち切りかよ。「TO BE CONTINUED」なんて言ってるけど、次期の話がないんだったら完全に打ち切りじゃん。ここまで盛り上げたストーリーを勝手に打っちゃって後は知りませんてか。無責任だな・・・。1クールだけ出して、ソフトが売れたら次クールも考えるってとこなのかもしれないが、この内容だったらどう考えてもソフト買うやついないだろ。少なくとももう少し話進めとかないと。

     
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 正直、この作品は今期のベスト3に入りうると考えていたから、こういう中途半端な放り出しは相当頭にくるんだよな。途中から話がグダグダと遠回りばかりして進まなくなってきたところから暗雲が漂い始め、結果はこうですわ・・・。もう言葉もない。

 他のベスト3候補も「海賊王女」は最後はコケたとまでは言わないが今ひとつしっくり来ない決着で、かなり最終評価を落としたし、「takt op.Destiny」もいかにもゲーム原作な「後はゲームでよろしく」っていうオチでこれもかなり点を落としたしと、軒並み最後でズッコケてるんだよな。最近は最後までまともに作品作れるクリエイターはいないのか? まあコミックなんかでも毎回インパクト勝負した挙げ句に、最後に収拾がつかなくなって放り出すアホな漫画家も増えてるしな(これなんかはまさにジャンプシステムの悪弊の最たるものでもあるのだが)。結局は最後を見通さないうちに、行き当たりばったりでその時勝負のストーリーを進めちまうから、最終的には破綻しちまうんだろうな。これも実は最後までシナリオ作ってなかったんではという気がかなりするな。

 

 

何かアニメ界自体が先が見えて来たような・・・

 この調子でいったら、遠からずアニメ界は完全にオワコン化しそう。そもそももう既になろう系はオワコンだもんな。後は完全にゲームのプロモか、声優アイドルユニットの正真正銘のプロモとかばかりになってきている。そしてたまにオリジナルが登場したかと思えば、この結末だからな・・・。

 ところで話が変わるが、前回の時に「本当に才能が世襲だけで決まるんなら、宮崎吾朗は名監督になっていたはずだし、手塚の息子の今頃は漫画界の超大物になってるはず」なんて書いていたが、そう書いていた直後に血筋で言ったらお笑い界の天才になるべきはずだった男が、あまりのつまらなさに笑点降ろされたなんて話まで飛びこんできたな。もうこれはずっこけたわ。

 とりあえず世襲は問題外なのは間違いないが、世襲でない奴らにもまともな才能がなくなってきているよな、最近の創作界は。特に日本が著しいけど、リメイクばかりのハリウッド見ていたら、世界的にも同じ傾向のよう。

 結局今期は、2クール連続で無難かつ正攻法で淡々と描いた「白い砂のアクアトープ」がぶっちぎりって結果か・・・。今期は豊作かもと期待しただけにかなりお寒い結果だな。

 

 

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