白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

テスラノート 第11話「『探索』についての考察」

ここまで来てストーリーもガッチャガチャのご都合主義の集大成

 いよいよ大詰め、ストーリーもクライマックスに向けて大盛り上がり・・・となるべきところなんだが、いよいよもってどうしようもなくなってきたな。

     
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 最後の最後で信頼していた仲間に裏切られて傷心のメンバーが大同団結して共同戦線。これってここまで展開を上手くやっていたら盛り上がる展開なんだが、この話の場合はここまでの展開がヘロヘロすぎて「はぁ、そうですか」で終わっちまう。しかもここに来て、ジジイが急にぐずり出したり、あれだけお粗末だった部長が急に「今度は部下を信じたい」とか格好つけて言い出すし。

 そして「タピオカクッキー」だけであっさりと発見されてしまう敵アジト。もうどう突っ込んでいいのやら・・・。それにここで発覚した敵の狙いが「洗脳ビームで世界中の人類を言いなりにしてやるよ」という壮大(笑)な計画。うん、確かに世界の危機だが、悪事の発想が貧困すぎてもう失笑レベルだわ。

 

 

無能集団CIAに謎の悪の秘密結社

 しかもCIAは、素人ばかりが状況証拠でこんな世界の危機にたどり着いているというのに、「アメリカ一国の問題でないので手を引きます」という全く日本の厚労省並のバカ組織だし・・・。工作員が三流揃いだと思っていたが、CIAまで超三流組織だった。

 で、裏切った連中はオナカスイタでガキの頃から戦闘員として養成されていたと。要するに敵はブラックゴースト団か。ロボットとして育てたとボスらしき男は大見得切っていたが、その実は当の本人らは実は内心葛藤を抱えてそうだが。

 それにしても本作、テスラの名前を使っているだけで実際にはテスラとは何の関連もないですね。あれだったらテスラの欠片でも、古代アトランティスのブルーウォーターの欠片でも何でも良いんだから。何で唐突にテスラが出てくる必要があったんだか。正直なところあまりに内容が突飛すぎるから、テラスなんて実在人物を出すよりも、古代アトランティスの秘宝とかの方が逆にしっくり来た感がある。

 

 

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