白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SCARLET NEXUS 第21話「再会」第22話「兄と弟」

母親と再会して家庭の団らんをしているユイト達ですが・・・

 何か久方ぶりに母親と再会したカサネとユイトが親子の交流をしているところから始まるが、どことなくカサネ嫁でユイト旦那の新婚家庭に義母がやって来たという雰囲気がある。カネサが髪を束ねたりしているからなおのことそういう空気が強まっている。で、この親子の交流に他の面々は立ち入るタイミングを取れずに聞き耳を立てる羽目に・・・というへっぽこな展開で始まるのが今回。

     
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 ちなみにワカナはユイトの馬鹿兄貴のことも心配していたようである。そう言えばいたんだというのが正直な感想だな。委員会か老人会か知らんが、それに呼びつけられてから完全にいないことになっていたから存在を忘れていた。

 

 

時空のもつれを修復って、あんなので良いんでしょうか?

 で、ベイブの記憶を受け継いだとか言うワカナによると、レッドストリングの使い手のせいで時空がもつれてしまったから、そのせいでゲートが開いてしまっているのだという。だからそのもつれをほどく必要があり、カサネとユイトにはそれが出来るはずだとのこと。それにしても簡単にもつれるだのほぐすだのと、まるっきり毛糸玉のような時空である。まあ実際にユイト達が修復している様子も、切って貼ってと毛糸玉ほぐすのとレベルは変わらない。

 そしてワカナは最後のもつれをほぐすために、自身はトアクによって殺害されることを承知の上で元の世界に戻る。これでクナドゲートは消失・・・するはずなのだが、そうならない。どうやらカレンが派手にもつれを作りまくっている模様。

 

 

そして馬鹿兄貴登場

 で、そのカレンがどこにいるかだが、どうやらカレンはヤクモを殺して取って代わっているのでは・・・とのことで、ヤクモがどこにいるかを知っているのはユイトの馬鹿兄貴。と言うわけで馬鹿兄貴登場です。ペラペラと内幕を喋りすぎたせいでどうやら権限を奪われて幽閉されていたらしいですから、正直なところ大笑いです。しかもこの後に及んでユイトの脳を奪うとか寝言を言っている。しかも「お前は私を傷付けられないが、私はお前を殺すことも躊躇わない」というような大見得を切りながら、いざとなったらへたれてしまうダメ兄貴です。

 しかもあくまで自分を守ろうとするユイトにホロリときてしまって、最後は格好をつけて「俺の屍を越えて、自分の信じる道を行け」とばかりに怪異の群れの中に突入するんですが、ここで格好良く最後を遂げるかと思えば、KYフブキが助けに入ってしまう。うーん、これではあの馬鹿兄貴まるで格好が付かないではないか・・・。ここまで散々、ヘタレなダメっぷりを披露してしまったんだから、最後は格好良く散らせてあげるのも武士の情けってやつです。

 で、すべての黒幕っぽくなってきたカレンも、要は惚れた女を取り戻したいというだけの理由で動いていたんだよな・・・。別に動機はそれでも良いんだが、今までかなり勿体ぶっていた挙げ句の落ちがそれだからドッチラケたと。なんか御先祖の恨みを晴らそうとか、今の世の中間違っているから最初からガラガラポンしようとか、どうしようもないのばかりが暗躍している。で、結局のところカサネの「お姉ちゃんを助けたい」はその間にどこかに飛ばされてしまった・・・。

 

 

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