カゲロウの「衝撃の」告白
ユイトの父を殺したのは自分だと告白するカゲロウ。そのカゲロウに対して攻撃をかけるユイト。このままだと殺されると感じたカゲロウは、その時にやはり自分はここで死ぬわけにはいかないと感じて・・・って展開ですが。本気でやらないとカゲロウが本音を出さないと思っていたって、確かにユイトってこんなに大人だったっけ?
そしてカゲロウの衝撃の告白は「嫁さんと娘がいて、そのために頑張っていた」。うーん、実に衝撃的な告白です。まさかあのチャラ男が妻子持ちだったとは・・・ってそういう話じゃないわな(笑)。だけど実際のところ一番驚いたのはそこだった。好きな女を甦らせるために叛逆を起こしたカレンといい、全員が超個人的な動機だけで動いている。まあいいけど。人間ってそんなもんだから。
そしてやたら斜に構えて偽悪ぶるカゲロウであるが、実際はユイトの父を殺すのではなく、行方不明にして匿うつもりでいたと。しかし頑固親父が「そういうわけにはいかない」と反抗する内に怪異にやられて死んじまったと。結局はあの親父も勘違い馬鹿息子と何も知らない脳天気馬鹿息子のことを心配しながら死んじまった模様。で、結果としては避難を妨害する形になってしまったカゲロウは勝手に責任を感じてしまっていたのか。
怒濤のつじつま合わせの中でせこくなる一方の話
まあそれは良いんだが、後半になってからの「実はこういうことでした」というのを台詞で片付けている怒濤のつじつま合わせ展開は何なんだろうな。しかもそれをやればやるほどせこくて情けない話に落ちていくという・・・。
そしてここまで行き当たりばったりで行動していたユイトは、トアクに破壊工作のために一同を引き連れて進撃。戦略はあるようでないような。そもそも「こういう状況になってしまったけど、俺たちに何か出来ることなんてあるの?」状況ですからね。計画的に行動しているように見えて、実は最初から終始一貫行き当たりばったりの行動を取っているのがユイト達。正直なところ、ようやく全員が集結してからも「さあ、これからだ」感は微塵もない。
ところでここのところ全く姿を見せないユイトの馬鹿兄貴はどうした? 「何勝手やった挙げ句にヘマしてるんや!」と解任されてたら笑うが。
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