親バカ先代の元で順調に成長しているルーグ
暗殺者として技倆を上げていくルーグはいよいよ最後の試験を受けることに。まあ内容はお約束の「先代と戦う」というもの。まあこれで先代の命を奪う必要がないところは、南斗鳳凰拳よりは甘いようである(笑)。
さすがに歴代最強とも言われている親父さんはかなりの技倆であったが、それを「経験」で退けるルーグ。見事に親父さんに勝ったのだが、明らかに本音ではご満悦であるところがこの親父も親バカであるという部分。
ルーグのお披露目で従兄弟らしき男が突っかかってきたが、余裕綽々と「やっておしまいなさい」の親父さん。息子の優秀さを披露できてご満悦なのがありあり。にしても暗殺術に呆気なくやられ、ならばと正面から戦いを挑んでも負けちまうんだから、そりゃ立場がない。
かなり人たらしでもある
にもかかわらずすぐに部下に勧誘するルーグの凄さ。これで逆恨みするようなタイプではないと読み切っていたんでしょうね。彼がつまらん男なら絶対に逆恨みするシチュエーションだが、短気ではあるが根っこからひねくれているわけではなかったようです。まあプライドは高そうだから、そういう意味ではあからさまに暗殺者ではなくて騎士向き。確かに使いようによっては使えそう。ルーグは使いこなせると思ったから声をかけたんでしょう。結果としては思惑通りにこれで手下一人確保。それなりにプライドを満たせる表の仕事を与えておいたら、キチンと仕事しそうではある。
そしてルーグは世を忍ぶ仮の姿を得るために商人の修行か。それにしてもあの親父さん、単なる親バカではなくて非常にシステマティックな暗殺者育成カリキュラムを持っている。これも先祖代々伝えられてきたものなんだろうか。しかしそうなりゃなるほど、転生者って設定は意味をなしていないな。転生者であることを視聴者に思い出さすためか、定期的に女神様は登場しているようだが。
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