作画のひどさだけでなく、人物の描き方もおかしい
作画の方は相変わらずです。安っぽいゲームのような3DCGはいつまで経っても馴染めません。またカクカクした動きにも。話の方は普通にスパイアクションしてますが。
で、今回は例のCIAの連中とダマしダマされでテスラの欠片を巡っての争い。結局は互いに妙な共闘をしながらあの殺し屋を倒してしまったんだが、どうにもこうにもご都合主義な展開も多いし、ヒロインは無駄に甘ちゃんだしと作画だけでなくてストーリーの方もギクシャクしてるな。このヒロインの性格設定、いささか無理がありすぎてウザい。単なる甘ちゃんというだけでなく、明らかにアホすぎ。
キャラも上手く描けていないから盛り上がらない
最後に牡丹が突然狙撃されて「次回に続く」って展開になってましたが、いよいよ真の敵のお出ましか? にしてもその敵もそもそも何を狙っているのかはまだハッキリしていないんだよな。目下のところはテスラの欠片を勝手に発動させて社会的混乱を起こしているだけのようにも見える。今のところは直接にテスラの欠片を回収しようという動きはなかったようだし。
なんか安っぽい3DCGのせいでキャラが人形っぽくて妙にリアリティがないんだが、ストーリーの描き方の方でもキャラが今ひとつ生きていない。今回の敵キャラにしても描き方が薄っぺらかった。悪の幹部に憧れていたのに、時代が変わってそれに対応して路線変更したボスに愛想を尽かして殺害を考えたというのは、うまく扱えばなかなかキャラ立ちできる設定だったのに、描き方が非常に薄いから、結局は単なるアホで終わってしまった。もっと彼の悲しさ的なものを出せれば良かったのに。
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