白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

テスラノート 第6話「『三つ巴』についての考察」

ここに来て敵もついに現れましたが

 作画の安さは相変わらずですが、何か段々と2Dのシーンが増えてますね。もっとも2Dを動かすわけではなく、アップの表情とかを2Dにする。3Dキャラの表情はどうしても能面みたいになる上に、こういうのってむしろ手間がかからないから・・・なんだろうな、多分。それにしても3D人形アニメーションの動きが相変わらずカクカクと不自然なところは全く進歩しないな。

     
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 ストーリーの方はついに以前からチラチラと名前が出ていたテロリスト集団「小さな家」の連中も登場、ステラの結晶を求めて主人公達にCIAが絡んでさらに小さな家の三つ巴となってきました。こうなると必然的に主人公達とCIAは共同戦線を張らざるを得なくなる。

 頭を狙撃された車は手術中だったはずなんですが、そこから突然に復活するってのはこいつは不死身か? 手術がどこまで進んでいたのか分からんが、普通は脳手術の途中で放り出されたら即死。途中で車のバイタルデータが0になるシーンを入れていたのは、まさか車が死んだの?と思わせて(そんな展開しそうなはずもないが)、実はあの時に車は既に意識を取り戻して勝手に出て行ったという話なんだろう。

 

 

素人レベルの工作員にマヌケなCIA、そしてステレオタイプのテロリスト

 にしても相変わらずこのヒロインって足を引っ張っているだけのようにしか見えんな。かなりの修行をして一流の忍者として教育していたという割には、メンタル面が全然だし、そもそもあんなところでパニックになるなんてはの工作員としてはまるで駄目。結局は全くプロらしいところが見えない。そういうところが結構ウザいんですが。

 そして現れた小さな家のテロリストは、お約束のようにマッドなイチビリガキというパターン。それとゴツい肉体派タイプ。なんてステレオタイプ通りのテロリストなんだろう。こういうところのイメージは結構貧困だよな、この作品。

 それにしても呆気なくテロリストに乗っ取られるCIAのおマヌケさ。工作員連中が全くの素人だと思っていたが、CIAの方も素人集団だったか。何となく全体的に「格好良くない」んだよな。それに車に馬鹿にされただけで解けてしまう洗脳というご都合主義。作画だけでなくてストーリーもどことなくチープになってきています。

 

 

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