白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

テスラノート 第4話「『神の雷』についての考察」

なんか2Dシーンが徐々に増えているような

 なんか以前から時折2Dが入ってくるんだが、段々とその比率が増えてきたような気がするな。正直なところ、感情の全くない3D人形アニメみたいなものをやるよりは、普通に2Dやった方が間違いなく面白くなるんだが、この作品。もっともこの作画レベルだったら、2Dやっても動かないんだろうな。というか今回、あまり動かなくて良いシーンを2D(つまりは一枚絵)にしていたような。

     
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 で、今回はストーリーが動きましたね。敵の手先かと思っていたわけの分からん喩えばかり出す兄ちゃんがCIAだったとは。とりあえず悪ではなくて、主人公達と目的が同じ競争相手だったと言うことか。結局はこれから共闘はしないが競争関係で事件を解決していくということになるんだろう。

 

 

それにしても相変わらず作画のひどさがすべてをぶち壊す

 作画の負担を減らすためか、アクションシーンでも極力動かさないんですよね。その辺りが今ひとつ格好良くない理由ともなっています。本来は小気味よいスパイアクション作品となるべきものなんですが、メインが弱いんで今ひとつ見所がないという。結局は毎回見所は牡丹と車の漫才だけという状況では。格好良さのないスパイアクションって締まらない。スパイものに付き物の秘密兵器とかが出てくるわけでなく、毎回毎回肉弾戦ばっかりだし。なんかいかにもハッカーっぽい兄ちゃんがいるにもかかわらず、毎回情報分析ばっかりでハッキングとかもしないし。そう言えば時代設定が不明確ですね。現代にしては現代技術を越えてそうなデバイスが登場する一方で、社会見ていると昭和的な古さを感じさせる部分もあるし。なんか舞台設定がアバウトに過ぎる気がする。

 前から言ってるんですけど、ストーリー自体は決して悪くはないんですよ。非常に平凡ではありますがまあ及第点ではある。しかしすべてをぶち壊してあまりある作画のひどさ。これをどうにかしないことには始まらない。3Dキャラが表情に乏しいせいで台詞はスベるし、ギクシャクした最小限の動きでのアクションは格好が良くないし、すべてを作画がぶち壊している。アニメのくせに「人形劇三国志」よりも登場人物が表情に乏しいからな。

 

 

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