レギオンの総攻撃を退けるシン達だが、あまりに無双すぎなのでは
ついにレギオンの大攻勢が始まる。しかも周辺国すべてに向けた同時攻撃。いち早くそれを察知したシンは迎撃態勢を整える。地平線を埋め尽くさんばかりの数のレギオンの襲来に前線は崩壊だが、シンの部隊がそこに助っ人に現れて前線を建て直す・・・ってところだが、さすがにこれはちょっと無理なんでは。いくらシン達がエースパイロットと言っても、完全に多勢に無勢で押しきられるぞ。普通ならこれだけ戦力差があれば。
戦闘中のシンは完全にいっちゃっている状態で、まさに死神そのもの。明らかに頭のネジが数本ぶっ飛んでいる。まあこんな奴でないとああいう戦闘は出来ないってことだろう。しかし戦国無双レベルの戦い方だから、ちょっとこれだけはあまりに無茶。まああの駆動だったら、確かに足回りがもたんだろう。それで結局、どうにかこうにか連邦を持ちこたえさせてしまった。ちょっと主人公がチートになりすぎたような気がする。
その頃共和国ではレーナが立ち上がる
で、同時にレギオンの大襲来は共和国でも発生、北部戦線は完全に崩壊してどうやら市街戦になってしまったようだが、相変わらず共和国の腐敗っぷりはそのままで、軍人連中の多くも市民も危機感は全く持っていない模様。レーナは86を集めて市街戦で食い止める気だが、その前に現れたのがレーナの父親が死んでから実質的に父親代わりをしていたカールシュタール准将。彼はレーナに「差別されて虐殺されていた86が共和国のために戦うわけがない」と現実を告げるのだが・・・おっ、この国でも現実をわきまえているのがいたようだと驚き。なんか彼は厭世的に陥っていて、腐敗の挙げ句に共和国が滅ぶのも必然と悟っている模様がある。ただし自身は軍人の矜恃として最後まで戦うつもりのようだ。まあこれで最期なんでしょう。とにかく山のようにフラグ立てていきましたから。
まあ確かにあの状態だと、共和国の市民や軍人がレギオンに虐殺されても、ざまぁと傍観するってのが普通の反応だろうな。それを戦闘させるとなると、レーナがここまでにかなり根回しをしていたことになるし、それだけのカリスマを持っていたということになる。どうも共和国軍人の中にも若い連中にレーナの同調者もいるようだし、着実に派閥作ってたんだろうな。
もっともレーナが頑張った挙げ句に共和国の腐敗した指導部が安泰でしたってんなら救いがないな。このどさくさにレーナが国自体を乗っ取っちまうか?
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