白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境でスローライフする 3話

デレ期の王女様とイチャイチャするだけの話です

 今回は、完全にデレ期に突入しているツンデレ王女様と主人公がイチャイチャするだけの「見てられない」内容でした(笑)。この腑抜け具合はまるで昨期にあったドラッグストアの話みたいです。そう言えば心なしか絵柄まで似てきたような・・・。

     
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 まあイチャイチャエピソードの合間にこの世界のシステムについての説明もありましたが。つまりは加護が人生を支配する超格差社会という側面があるわけか。親ガチャどころか「加護ガチャ」でろくでもない加護しかなかったら、その時点で人生が詰みという。

 結局は勇者なんて言うのもその加護の一環なわけですか。ところで最近気になっているんだが、本来は勇者という称号は職業的なものでなく、戦士でも魔法使いでもなんでも、例えば魔王を倒すなどと言う功績を上げた結果として得られる尊称のようなものだったはずなんだが、最近の作品は「生まれながらに勇者の能力を持つ」というパターンが増えている。なんか格差社会と世襲貴族社会化を反映しているようで世知辛いな。

 

 

このろくでもない世界で主人公はどうするのだか

 よく「努力に優る才能なし」なんて言うんですが、この世界のシステムを見ていたら「加護に優る努力なし」って感じが非常に強いですね。そういう点で考えたら、この主人公、異常に個人としての能力が高いってことなんですが。スキルで劣る分を個人的な能力で補っていたということになる。戦士系のスキルを持ってるわけでないようだから、それにもかかわらずあれだけ剣を使えるってのは、この世界ではすごいんだろう。

 この世界って、生まれながらにして人生決まっているみたいな世界ですから、実際には非常に停滞した社会になりそうな気がしますね。自己研鑽の意味が薄い。スキルを上げるには殺伐としたことになるみたいだし。そう考えたら結構ろくでもない世界だな。この主人公は転生設定ないみたいだから、「嫌な世界だ」と薄々は思いつつも深い疑問は感じていないようだが。

 で主人公が王女様とイチャイチャしている間に、勇者パーティーは順調に空中分解中の模様。武闘家のオッサンが愛想を尽かして離脱したようです。もう既に一人先に離脱しているようだし、いずれ否応なしに主人公はそっちの方に巻き込まれそうだが、そうなるまでは王女様とイチャイチャしてるだけの話か? 正直なところ既に大分しんどくなってきた。

 

 

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