白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境でスローライフする

ツンデレ(のデレた後)の王女様が登場

 第2話ですが、今回は昔なじみのツンデレ王女様がやって来て、イチャイチャするだけの話でした(笑)。

     
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 それにしても完璧すぎるツンデレキャラなんですが、もう完全にデレた後のようです。まああれだけ有能な男であることを見せつけられたら惚れもするわな。しかも完璧に見せていて実は結構抜けているところがあるなんて、完全に女心をくすぐるタイプだ。王女様完全に落ちてるじゃん。

 しかし彼女の回想から見ても、レッドがパーティーの足を引っ張っているってのは明らかに筋違いの言いがかりですね。確かに戦士よりは戦闘力が落ちるのかもしれないが、それを補ってあまりあるぐらいの多様な能力を持っている。こりゃあの魔法使いがレッドを追っ払ったのは裏がありそうだ。それこそ魔王軍に通じているのではとさえ思える。どっちにしてもいずれ闇落ちしそうなキャラだ。

 

 

勇者パーティーの話はいずれは本筋に絡むんでしょう

 メインは王女様とレッドのイチャイチャの惚気っぷりばかり出てましたが、その一方で勇者パーティーにどうも微妙な空気が流れ出したことを描いていたところを見ると、やっぱりいずれはこっちの話も絡んでくるんだろう。実際そうならなかったら、この話の設定ってまるで意味がないからな。戦闘の役に立たないと追っ払ったものの、そうなったら初めて存在の重要さに気づいてざまあって展開なんだろうな。パーティーの武闘家とクルセイダーはどことなく魔法使いがレッドを追っ払ったのに勘付いていて、明らかに拒否の姿勢を見てましたらね。恐らくレッドがパーティーの仲を取り持っていたんだろうから、彼が抜けたことで求心力が無くなって崩壊しそうです。勇者のルーティは何となく戦闘機械人形みたいになっているし。

 恐らくしばし王女様とイチャイチャしているんだが、そこに勇者が敗北したとかいうニュースが伝わってきて、仕方なしに再び出向くことになるか、それとも呼び出されるかするんだろうな。もしかしたらその時にはあの魔法使いは闇落ちして相手側に付いているなんて展開もありそう。で、私が作るとしたらクライマックスはその闇落ちした魔法使いとの戦い。魔の力でパワーアップした魔法使いに苦戦するパーティー、しかしそこでレッドのアイディアで逆転、力を使い果たして絶命寸前の魔法使いが言い残す「すまない。俺はいつの間にか魔の力に取り込まれていたようだった。俺の中にあったお前に対する嫉妬心につけ込まれたようだ・・・。許してくれ・・・ガクッ」ってパターン。うーん、やっぱり私のセンスはコテコテで今時風にはならんな。

 もしくはありそうなのは、ルーティが戦いを続ける内にだんだんと戦闘機械のようになってしまって、ついには暴走して完全に理性を失った殺戮マシンと化し、魔王軍とはまた異なる脅威となってしまうというパターン。そしてそのルーティの正気を取り戻すためにレッドが活躍するというパターン。かなり感情が薄くなっている気配のある彼女ですが、その奥底には兄に対する想いもあり、命がけでルーティを抑えようとするレッドの姿にそのことを思い出して正気に戻るというパターンです。身体を張ってルーティを止めようとするレッドに斬りつけた後、とどめを刺そうとしたその時に無表情な顔に突然に一筋の涙が流れてハッとするなんてシーンが目に浮かぶ・・・うーん、やっぱりどうコケても私はコテコテだ。

 

 

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