衝突しつつ絆を深めるというお約束展開
何か世界観は良く分からないまま話は進みます。とりあえず主人公はこの世界に馴染んで、スリーパーとして活躍しようと頑張っている最中。そんな中で他のメンバーと軋轢が生じて、それが解決していく過程でより結束が高まるというお約束パターンです。
それにしても副隊長がオネエだったり、オペレーターが元地下アイドルってのはいかにも今時な設定ですな。もっとも各人が何やらワケアリばかり。まあそういう経歴の者でないとこういう胡散臭い仕事は志願しないってことか。隊長もいかにもワケアリだし。
ただスリーパーの仕事自体は、極めて胡散臭くて危険なものではあるが、一応人類にとって重要な仕事という位置づけはされている模様。だから主人公のように「ヒーローになりたい」と志願する奴もいたら、スミレのように「ここで活躍して有名になればアイドルとして巻き返せる」とか考えるぐらいのインパクトはあるようだ。
まだ世界設定が全く分からないが、そこのところはまとまるんだろうか?
しかしそもそもスリーパーが何を目的にしてどういう仕事をしているのかはまだ全く語られてないんだよな。目下のところは現れる化け物を討伐してるだけで。その過程で適性のない奴は感染してモンスター化して処分されているようだし。そもそも彼等は何のためにこんなことをしてるのかというのは当然作中で語られていくんですよね? まあ当たり前だと思うけど。だけどゲーム原作作品はたまに、説明するべきことを全く説明しないで何も決着もつけないまま「続きはゲームで」ってひどい展開することが良くあるので、正直なところ信用できなかったりする。
まあ主人公がどういうキャラかというのは今回で少し見えてきたかな。もっともあまりに真っ直ぐすぎていささか嘘くさい感はなくもないけど。とにかく「あまり深く物事を考えない」キャラであることらしいのは分かった(笑)。普通に考えると、彼の成長がこの作品の核になるんだろうな。そしてその過程で明かされていくこの世界の根本的謎と問題、それに対して主人公はどう立ち向かうか・・・となって決着がつくってのが普通の展開だが、ゲームものはその普通の展開にならずに、最後にすべてを放り出すことが多いから・・・。
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