白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

海賊王女 第3話「バルバラル」

本格的に話が動き始めてきた模様

 補給のために自由都市バルバラルに上陸する一行だが、そこでフェナはこれからの旅のヒントになるかもしれない情報を入手。しかし同時にフェナを狙っているらしい一行と遭遇し、さらにはその背後に正体不明の黒幕の存在がチラチラという内容。

     
CDは既に出ている模様

 もう冒険もののコテコテ王道を行っています。どうやら「敵は海賊」のようですが(って、そのものズバリのそういうタイトルの作品があった記憶が・・・)、その背後にはどうも国家的陰謀まで控えてそうな雰囲気。最終的にはかなり大きな話になる予感を抱かせる。

 フェナ一行はくじ運の異様に悪い雪丸だけを船に残して上陸しましたが、そのドタバタの中で各キャラも描いてました。基本的に自由人ばかりの中で、風紀委員長タイプの椿、機械オタの花梨、イエロータイプの真樺(カレーが好きそう(笑))などキャラが立ってきた。紫檀はもっとクール系かと思っていたのだが、そうではなくて天然系だったようだ。天然のモテ男ってのは、ある意味でのたちの悪さもありそうだ(笑)。

 

 

各キャラが描けているし、内容的にも小気味よい

 そして今回、一番キャラ立ちしたのが槐と楓の双子だろう。なんか双子セットでのキャラという微妙なキャラであるが、そのいかにも脳天気なおちゃらけた行動と、本気を出したら実はかなり強いという実力を遺憾なく発揮してくれた。まあ実力に自信があるからあれだけ勝手な行動を出来るってことではあるだろうけど。このキャラの今後を見ていると、いつまでも二人で一人キャラに持っていくのか、話が進むにつれて個体識別を強めるか。両方考えられるが、とりあえず序盤はそれでなくてもキャラが多すぎるので、二人で一人扱いの方がストーリー立てが楽ではあるだろうな。まあ外観に違いを示すマークをほとんどつけていないのは、少なくとも当分はその方向で行くつもりなんだろう。

 フェナの危機を感じたら何はともあれ駆けつけるオタスケマンの雪丸。全く持って典型的な男ツンデレです。どうもフェナには今ひとつ伝わっていないが、本音ではかなりフェナのことを思っている模様(「過保護」なんてことも影で言われてましたね)。今回なんてフェナに触られた時にかなり「照れていた」ということを示してました(フェナは気づいたような気づいていないようなだが)。フェナは明らかに子供的無邪気さで雪丸のことが「好き」なようなのですが、それに対して雪丸は適切な対応を取れないようです。うーん、彼の求愛行動は某作品の漁師のナイスガイ君よりもシャイなようです・・・というか、そもそも「求愛行動って何?」って感じだな。

 とりあえず話が早くも転がり始めたというところで、内容的にもテンポも良いし、ヒロインのキャラもなかなか立っているし、まわりの一癖あるキャラも良い味を出し始めている。今期の作品の中ではかなり期待値高めの作品だな。

 

 

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