白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SCARLET NEXUS 第16話「ナオミとアリス」

結局、ナオミとアリスは怪異のまま亡くなる

 冒頭、怪異二人が会話していたようですが、あれがナオミとアリスなんでしょう。結局は二人を含め、人間由来の怪異はすべて呼び出されて兵器として利用されそうになったが、最後は人間の尊厳を守って人間として死んだと。それにしてもユイトの兄貴、信念に従ってか妄想に支配されてかは知らんが、ひたすら外道の道を突き進んでいるようである。

     
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 結局は兄貴の背後には御先祖様の亡霊が憑いてるってことか。御先祖様が頂点にいて、その走狗だったのがユイトの親父や兄貴ということで、親父は途中で消された模様。意外と組織としては単純というか薄いよな、この世界。そしてその御先祖様と同世代なのがカゲロウのようだから、これは一度直談判で「お前、そんなアホなことまだ言ってるんか!」と一喝してもらった方がよろしいようで。

 アラシがカレンやフブキと同世代のようなので、アリスとも同世代のはず。途中で怪異の一人がアリスだということは分かっていたようです。

 

 

分かれば分かるほどカレンの目的がショボくなってくる

 で、あれだけ大騒ぎをやらかしたカレンの目的は、やっぱりアリスを甦らせることだったのか。どうも歴史を改編してでもアリスを取り戻すという考えのようです。つまりはカレンはやっぱり究極の男ツンデレだった模様。にしても、カレンの目的がハッキリしたら、急にチンケな話になってきたな。ところでカレンに同調した連中も怪伐隊に派閥として大勢いたわけだが、どうやって口説いたんだ? まさか「女を助けたいから協力しろ」であんなに付いてこんだろう。この作品の一番謎(というよりも無理)はそこだな。あそこまで説明不足の男がどうやってそこまで組織を作ったか。そう言えば知らない間にその面々はいつの間にかいなくなってて、もうユイトとカサネのパーティーしか残っていないみたいになっちゃってるけど。

 外でドンパチやっている間に、ユイト組はアラハバキの心臓部に潜入して真相を世間に暴露。それにしても何かセキュリティが異常に甘いようだが、基本的にこの世界は人材が不足しているのか。

 にしても、相変わらず世界は見えてきても主人公達は情勢に流されているだけって空気はあまり変わらないな。「俺たちの手で未来を拓く!」って雰囲気の話でないんだな。

 

 

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