今年の秋アニメの水曜日の夜に放送があった分です。とりあえず今日は1作品。
真の仲間でないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境でスローライフする
まるで一昔前の2時間ドラマのようなやけに長いタイトルですが、この状況説明的な無意味に長いタイトルから察するにいわゆる「なろう系」作品なんでしょうね。
実際になろう系特有のパターンを様々てんこ盛りしている様子が覗えます。まずは最近一つの流れとしてあるスローライフ系でしょうか。そう言えば昨期に異世界でドラッグストア開いてスローライフするという腑抜けた作品があったのが記憶に残ってるな。今ところまんまじゃん。
そしてこれからを見ないと分かりませんが、「俺の本当の実力も見抜けずに一方的にクビにして、その結果勇者パーティーは大混乱でざまあ」という、最近一つの流行になっている「ざまあ系」の要素も垣間見えます。まあこれだけてんこ盛りすれば、転生要素は加える余地はないわな(笑)。
とりあえず主人公は「戦闘力が低い」として勇者パーティーをリストラされたようですが、あんな熊ぐらいなら銅の剣で一撃に駆除できる程度の戦闘力は有しているようです。それと野外生活におけるスキルがかなり豊富なようですから、本来は冒険者パーティーには不可欠の存在のはずなんですが。位置付け的にはシーフですね(ゲームによってはレンジャーか)。決して戦闘向きではないが、パーティーにいないと何かの時にパーティーが全滅する恐れがあるという。もっとも冒険者パーティーでなく、単に魔王軍と対峙するだけの軍隊だったら不要かもしれないが。
主人公自身がやけにあっさりとパーティーを抜けてしまったんですが、実際のところはどうも彼がリストラされた理由が戦闘力云々というのは単なる口実のような気がするんですよね。今回ザッと見ただけでも、ルーティの気持ちがレッドに向かっているので、それを好ましくないと感じたアレスが策を弄して彼を追放したって線の方が強い気がする。あの男、場合によっては闇落ちする可能性も考えられる。
もっともこの辺りが出てくるとしたら、本作が「ざまあ系」としての展開をする場合ですが。しかし一切そんなことに触れずに、ひたすらスローライフ満喫って展開になる可能性もある。もっともそうなったら、私的には先のドラッグストアと同じ対応になるでしょうが。
ただ基本的に、某スライムを300年倒した作品みたいに魔王が何の脅威でもない世界か、ドラッグストアのようにモンスターが出てこない世界でないと、のんびりとスローライフしている余地はないですよね。この世界って、既に大陸の半分を魔王に落とされて、国が4つ滅んだんでしたっけ。だとしたら「勇者パーティーが大混乱で壊滅してざまぁ」とも言ってられんし。普通に考えたらどこかでスローライフ送っていた彼のところに招集がかかるって展開が予想付くんだが、実はそこまで行かない内にアニメ終了という可能性も。もしくは散々スローライフの腑抜け展開をした挙げ句に、ストーリー自身の暗黒変として終盤に突然入ってきて、決着が付かないうちにアニメ終了で、「第2期を出して欲しいの要望をあげて」ってパターンか?
とりあえずしばらくはフォローするが、もう既に「ありきたりだよな」という悪い予感がプンプンしている。もう「なろう系」はオワコンな気がするな。
本日は今のところは上記の1作品のみ。いつまでフォローするかは今後の展開次第だな。完走できるかは目下のところは五分五分ってところ。
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