白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

月が導く異世界道中 第十一夜「さようなら」

アッサリとクズを殺めてしまったダークな真

 やっぱりあの外道なパーティ共が事件を起こしていたか。真もヒューマンに対して甘い考えを持っているところがあったんだが、この世界で女神に依怙贔屓されているヒューマンはろくでもないのが多いってことを痛感した模様。実際に真が今まで出会ったヒューマンは外観で露骨に差別する奴とか、選民思想的な持ち主とか、圧倒的にろくでもない奴の方が多かった。こりゃ真はヒューマン見捨てるな。そう言えば元人間のスライムも「自分が人間だったことから人間に甘かった」と痛切に後悔しておりました。まあろくでもない人間が多いのは現実世界でさえ事実です。アメリカのトランプ支持者とかを見てたら分かるように。ましてやあんなクソ女神の支配するろくでもない世界では、さらに人間も歪むというもの。

     

 で、嫌気のさした真は自らクズを殺めてしまった模様。いきなり暗黒面落ちです。それにしても相手がいくらクズでも、ああもアッサリと殺人出来るもんですかね。この辺りは、真自身にどことなく「この世界は自分の世界ではない」って感覚が残っているような気はしますね。しかしこういう件は結構精神的に後を引きそうだと思っていたが、思いの外アッサリと真は通常運転に戻っている。何かこういうダークサイドにはあまり触れたくないのかな。ただそれなら全員爆死でも良かったのに、あそこで真に手を下させるのは、真のヒューマンに対するスタンスの象徴的場面と言うことでだろうけど。

 

 

このまま極めて中途半端な形で終わるんでしょうか

 その挙げ句に唐突にまた話が飛んだが、良く分からんが女神の思惑で勝手に魔族とヒューマンの戦場に飛ばされたってとこか。どうせ女神の思惑は「自分が贔屓しているヒューマン達を守るために魔族と戦え」ってところだろうけど、真にしたら先のこともあってヒューマンに義理立てする理由は微塵もないからな。そもそもこの戦いが起こった原因も女神の依怙贔屓から始まっているし、こりゃ戦争と何とかするよりも、女神をぶっ倒してこの世界の根本から立て直した方が早いのと違うか。

 とは言え、後1話で女神をぶっ飛ばすってこともできんだろう。原作もまだ長いようだし、結局のところは何も始まらずに何も終わらないところで終了か。そして好評ならあわよくば第2期と言うところだが、それはないってとこか。最近はこういう中途半端なアニメばかりだ。やっぱり視聴者が舐められてるな。

 

 

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