結婚式をぶっ潰すで決まりですよね
王都に戻ってきたら、セリア先生が結婚するってのに驚いたリオ。とりあえずはセリア先生の本音を探ろうと潜入します。それにしてもどこにでも侵入自在って、これまた超ご都合主義な配下を獲得したもんだ。それでなくても無双なリオがさらに無双になっている。
セリア先生はいきなり再会したリオにもろに動揺しますが、リオを巻き込まないように懸命の演技。しかし本音が見え見えだって・・・。あんな見え見えの演技で本音を悟れないKYリオ。しかも「私を連れてどこかに行って一緒にいてくれるのか」というまるっきりプロポーズのようなことを言われると、思わず「それはちょっと」と一歩退いてしまうのが彼が罪作りなところ。つい最近にも散々気を惹いておいてからゴメンナサイするという非常にむごいことをしている冷血男です。
リオも「俺の女をあんなクソ男に渡すか」という気持ちはいくらかありそうなのですが、まだセリア先生を本命としているわけでもない。というか、この作品見ていたら本来の本命はまだ多分出てきてませんね。前の世界での幼なじみがいて、心はそこにあるようだから。どうせどこかに転生してきてるんでしょう。これはセリア先生はこんな男に付いていったら不幸になるな(笑)。
執拗にシャルルのクズっぷりを強調して伏線
それにしてもセリア先生の結婚相手のシャルルって、あのクズですか。しかも親が権力を掌握してそのクズっぷりにさらに磨きがかかっている。これでリオも何のためらいもなく結婚式をぶちこわせるし、視聴者もそれに快哉を叫べるってものです。
しかもそれだけでは飽き足らないのか、かなり念入りに「シャルルって根っからのクズだから、こんな奴はひどい目にあっても同情の必要は微塵もありませんよ」ってフラグを立てまくってくる。まずセリア先生は7人目の妻ってか。しっかりと性格悪そうな正妻がマウントを取ってくると。これはセリア先生をこんなところに行かせてはいけないと言う話。
さらに何の権力を振りかざしたいのか、アホのシャルルが「警備は自分が指揮する」と言い出している。これで何か起こっても自業自得ってことで、警備責任者が詰め腹切らされるって心配も無し、リオも心置きなく結婚式をぶち壊せるってこと。もう自ら身を清めて白装束で首を差し出している感じだな。後はバッサリと首をはねるだけ。さすがにここまで準備万端にしたら、「いや、さすがにあれはシャルルも可哀想なんでは」という声は出る余地無しだな。今まで話の段取りはほとんど踏まなかったこの作品だが、最後だけは徹底した段取りを踏んでるな。
で、次回は「ちょっと待った」とリオが結婚式に乱入して、花嫁を引っさらってBGMは「サウンド・オブ・サイレンス」なのか? ん? しかしそれだとリオがセリアを嫁にしないといけないけど、リオはそんな気はないんだよな。まあこの世界も一夫多妻OKな模様だし、とりあえずセリア先生を嫁にしておいて、幼なじみも探すか? しかしそれだとただのハーレム物語だが。
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