全裸の美女の正体は精霊でした・・・って唐突な
今回もぶっ込んでくるな。それにしても事前になんの伏線も段取りもなくストーリーを先へ先へ急ぐもんだからやたらにせわしない。
先週登場した全裸の美女はリオに憑いていた精霊ってことですか。しかし記憶喪失で自分のことが良く分かっていないのだが、リオ(ハルト)のことはすべて分かっていると。しかもどうもおつむは今ひとつ賢そうに見えないのだが、実力はリオと互角。
アイシアの正体については精霊の里の元締めであるドリュアスさんでさえも心当たりない模様。と言うことはかなりワケアリの精霊か? もしかして転生の時に連れてきたとか? とりあえずドリュアスさんは精霊としての一般常識を教育してくれたようだが。
で、後半になると「話数の残りもあるので先を急ぎますから・・・」じゃなくて、「持ち運べる家も出来たので旅立ちます」と相変わらずせわしないリオ。餞別代わりにキメラの翼(ドラクエ)を頂いたようであるが。それにしてもあまりにドタバタしていたから、確かにラティーファに構っていない。あまりに放置されたもんだから、彼女は欲求不満になって風呂場に押しかけて来たではないか。「お兄ちゃん」って言いながら、やっていることは完全に色仕掛け。
後半にさらにもう一つエピソードをねじ込んでくる
通常の作品だったらこの精霊の里のエピソード辺りで一本にして、もう少しじっくりと描くんですが、とにかく次々とぶっ込んでくるのがこの作品、後半にまた大きな展開をします。
久方ぶりで帝都に戻ったリオですが、そこで聞いたのはセリア先生が結婚するらしいって話。相手はシャルル・・・って何者だ? まあどいつにしてもこの国の男ってろくなのがいなかったら、いずれにしてもクズの一人だろう(笑)。何しろ回りの男はことごとくクズなので、必然的に主人公がモテモテになる世界です。と言うわけでこれはリオとしてはぶっ潰すしかないわな。結婚式に潜入して花嫁かっさらって逃げるか。「その結婚待った!」と結婚式に乱入して花嫁の手を取って走るリオ。そしてBGMは「サウンド・オブ・サイレンス」ですか・・・って古すぎるわな(笑)。実際のところは私も実はこの映画は古すぎて見たことがない(笑)。今時の若い人には石器時代のネタかな?
だけど実際はまだリオの本命ってセリア先生って決まってないんですよね。何かヒロインワラワラ過ぎて。あの状況見たら、セリア先生が愛想尽かしてさっさと結婚してしまうかも(笑)。なんか転生して無双でモテモテって、オタの妄想のお約束パターンは踏襲してるんですが、この作品って結局のところそれ以上の何もないですね。もっと正統派なファンタジー期待してたんですが、どうやらそういう作品ではなかったようだ。今頃になってこういうのもなんですが、この作品ってハズレだったかな。
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