ユイトは救世主に祭り上げられたようですが
カサネとユイトがそれぞれ隊長に選ばれる形になり、完全に二人の道は反対方向を向いたまますれ違ってます。このままカサネがユイトを殺害して目出度し目出度しの結論・・・にはならんでしょう、普通は。
ユイトは時々記憶が飛ぶようですが、あれは記憶が飛ぶと言うよりもユイトは時空に干渉する能力があるようなので、実際に飛んでいるのではという気がするのですがね。恐らくその辺りも最終的な話に絡んでくるんだろうとは思いますが。
とにかくユイトは政府のことを全幅に信頼しているのではない状態で、体制側の救世主に祭り上げられることになりました。で、このまま体制を守るために敵対者を倒し続けてあのくたびれた未来のオッサンになったんですよね。しかもどうやら彼が脳力を使うほどにあのゲートは成長して世界を飲み込むレベルになった。だからそうなる前にカサネに自分を殺してくれと頼んだようですが。
とりあえず目下のところはナギを追いかけて病院に潜入しまたが、そうこうしている内に人格矯正や人の怪異化の研究なんかにも突き当たるんだろうと思われる。そうなった時にユイトの選択がありそう。それでもユイトが体制側に付くことを選んだら、カサネがたどり着いた未来につながってしまうんだろうけど、何か別の選択をする気がしますね。そうでないと話がまとまらない。
カサネはこれからどう動くのか
一方のカサネはというと、成り行き上カレンについているが、当然のようにカレンのことを信頼しているわけではない。カサネはナオミを救出するということしか考えていない。ナオミを救うためなら人類を放り出すことさえしかねないところがある。
カレンは反乱軍のリーダーという形になっていますが、あれだけ何も説明しない奴にあんなに大勢がついていくというのも実際は理解しがたいところがあるんですよね。カレンに付いている奴らも、最終的にカレンが何を目指してどういうところを落としどころに考えているのは分かっていないだろうし。
このユイト班とカサネ班がこれからどう交差していくのかが不明ですね。どちらのパーティーも5人ずつになっているという辺りはいかにもゲームっぽくはある。互いにぶつかる展開もあり得るんでしょう。ただ最終的には1つの方向に向けて共闘する形に落ちないとストーリーが綺麗にまとまらないというか、どうしようもないバッドエンドになっちまうだろうから。最も昨今は、意図的に救いのないバッドエンドに持っていくって作品もないわけではないが。
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