未来のユイトから明かされる事実
今回はカサネ班の話になりましたが、カサネとユイトの能力は実はサイコキネシスではなくて、時空に干渉出来る能力だというとんでもなデカイ話になってきてます。そしてカサネは未来のディストピアでユイトに出会うと。
要するに今の状況を生み出したのはカサネと共鳴したユイトのせいだから、ユイトを殺せと。最後にユイトは自ら怪異を呼び出して自殺してましたが、カサネがこの時代に現れることを知っていたから、カサネにもっと早い時点からやり直しをしてもらうためにその登場を待っていたってことか。何か分かったような分からんような話だな。しかも「自ら死を選ぶことは出来なかった」ユイトが、ここではあっさりと自殺しているということも。
とりあえず現在起こっている状況の説明はこれでされましたが、そもそも根本の「ここの政府は何を目論んでいるのか」というのは出て来てませんし、それに対してカレンが何をしようとしているのかということも不明です。まあその辺りが最終的な話の鍵になるのでしょうが。ただ目下の流れではユイト班が体制側、カサネ班が反体制側になって対立することになりそうという雰囲気にはなりましたが。
話の落としどころがまだまだ見えない
で、元の時代に戻ったカレンですが、やっぱりユイトの親父さんを殺害した真犯人はカサネではなかったようです。まあそうでしょうね。カサネはユイトに自分を殺してくれとは頼まれたが、別にユイトの親父を殺害する理由はないから。ユイトの親父を殺したのはむしろ体制側の誰かが口封じって可能性の方が高い。カレンの配下にも体制側のスパイが混入している可能性はかなりある。
何にせよ、カサネとユイトが直接対決して、カサネが見事にユイトの息の根を止めて問題解決目出度し目出度しってオチは普通は一番考えにくいでしょう(まあそれをやったら画期的ではあるかもしれないが・・・ん?「進撃の巨人」か)。普通に考えられる展開としては、その内に政府が目論んでいるとんでもない大陰謀が発覚して、最終的にはカサネとユイトは別の方向からそれをつぶすことになって、結果として問題はすべて解決するという展開。まあ一番最後の最後になって、ユイトが「さあ、すべてを解決するために、今こそ君自身の手で僕を殺してくれ」ってパターンになるのは確かに今時はあり得なくもないか。まあ滅茶苦茶後味の悪い展開ですが。そう言えば「進撃の巨人」のラストなんて、結局ここまで引っ張った挙げ句に何だったんだという脱力が大きかったが。
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