集客のためのスイーツ作戦
いよいよ閉館が見え始め、くくるも焦って集客作戦を練っているが無茶なアイディアばかり。そんな時に風花が提案したのがオリジナルスイーツの開発。で、風花がそれを担当するのかと思っていたら、しっかりうどんちゃんを巻き込むという。いやー、風花もなかなか強かに成長いたしました(笑)。
最初はアイスを考えていたが、許可の関係で難しいとなって最終的にはかき氷ですか。それじゃああまり面白くないなと思っていたが、うどんちゃんの天才的な秘技によって一躍SNS映えするかき氷となったようです。確かにあれはなかなかに宣伝効果はありそう。今時何でも「映ぇ~」の時代だから。
それにしてもうどんちゃんって、くくりの同級生のはずだから高校生だよね。ちょっと有能すぎでは。なかなかあそこまで行動力があって手に職持っている高校生って今時いないって。夏凜姉さんにしてもあれこれと手配が怠りなく、なかなかに有能な公務員なんだよな。さり気に周辺の人物がかなり有能なんだよな。
またも異世界体験したようですが・・・
で、ここの水族館はどうやら異世界とつながっている怪しい水族館なんですが(笑)、異世界体験しているのがくくると風花だけでなくて、ジイサンまで体験していたか。ジイさんが兄を亡くしたと言っていたが、年代的に考えると戦争でか。ところでこのジイさん、昔事業に失敗して行き詰まったときにここを訪れて兄と出会ったと言っていたが、さりげにその後に別の事業で成功したようなことを言っていたな。このジイさん、実は後で効いてくるのではという気がする。例えばがまがま水族館存続の寄付を集める時に陣頭に立って巨額の寄付をしてくれるとか。どう考えてもがまがまが存続するためには行政か民間からの資本導入が不可欠だから。おじいは恐らくそのために奔走しているのだと思うが。
くくるは頑張ったけど水族館は閉館になりましたというストーリー展開もあるのだが、基本的に甘々のこの作品の場合、一夏の奇跡で水族館が存続出来るようになるという展開の方がどう考えても自然だし美しいからな。
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