白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ヴァニタスの手記 第2話「Noe-花の都にて-」

成り行きでコンピになってしまったヴァニタスとノエ

 強引に仲間にしようとするヴァニタスのことを嫌っていたノエですが、アメリアが発病者として処分されそうになっていると聞いて、彼女を救うために強引にヴァニタスを引き連れれてヴァンパイア事件の解決のために動くことに。どうも彼は幼い頃に発病した幼なじみを救えなかったという暗い過去がある模様。

     
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 事件の容疑者自体は呆気なく押さえてしまうのだが、そこに現れる新たなキャラ。殊更に敵というわけでもないはずなんだが、行きがかり上対立する羽目になっちまった模様。それにしてもヴァニタスではないが、本当にこの世界の奴らは人の話を聞かなすぎる。今回登場したルカはやたらに追い詰められていて、話を聞く耳も持たない。まあヴァニタスの方も説明らしい説明をしなさすぎなんだが。

 で、彼が連れていたジャンヌとやらが同族殺しのとんだ危ない奴みたい。ノエも戦闘の心得はある程度あったようなんだが、どうも彼女とまともに争うことは端から無理みたい。にしても彼女の破壊っぷりって凄まじすぎて、普通はあれだけやったら真っ先に警察が飛んでくるわな。

 

ヴァニタスの書ってのは相当にヤバいものなのか

 ノエ自身はヴァニタスの書に関して先生とやらの指示もあって、殊更にヤバいものと言うよりも興味の対象のような感があるが、ヴァンピールの一般的にはヴァニタスの書はさっさと葬りたいようなヤバいものなんだろうな。しかしその存在意味自体が分からないから、対応に困っているというような様子。まあヴァニタスの話からすれば、確かに使い方によってはヴァンピールの存在そのものを根底から滅ぼしかねないヤバい力を秘めてはいるようだ。もっともヴァニタス自身はあくまで怪病医のつもりのようだが。

     
原作コミックが9巻まで出てるらしい

 それにしてもルカは発病したらしき兄を救うためにヴァニタスの書を処分しようとしているし、一方のヴァニタスはヴァンピールの病を治すことを使命としているんだから、この両者の間には本来は利害の対立はないはずなんだが、ルカが「兄を助けるにはヴァニタスの書を処分するしかない」という考えに凝り固まっているせいで、取り付く島もないという状況。そう言えばオルロックもノエの「ヴァニタスの書でアメリアを治療した」という話に全く耳を貸していなかったし、やはりヴァンピール連中はヴァニタスの書という名だけで冷静さをなくすようだ。

 結局はこの凸凹コンビの物語になるのは分かったが、ストーリー自体の目的がまだ存在しない。その辺りはどうなるのやら。

 

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