ネモに隠されていた秘密
やっぱり破壊の御子はネモだったか。で、やっぱりレダはこっち側に寝返るとパンダ目が消えたな(笑)。なんてお約束なんだろう。どうも今回の展開を見ているとネモは薄々自分のことを知っていた模様。それは自分についている英雄から聞いたんだろうか? なんかその辺りは良く分からないが、ここに来て主人公に大きな秘密があったという展開になった。
ガレスは「人造人間」という類いのことを言っていたが、ネモはそのことを承知していたわけか? 確かにレダとジェルマンのところに向かう時に「僕は嘘つきだ」というようなことを言っていたから、大きな秘密を持っていたと言うことは匂わせていたが。それにしても主人公の生い立ちが謎になっている展開というのはままあるが、それこそがストーリーの核心になってくるというパターンは私の記憶では「ボトムズ」の主人公キリコの「生まれながらPS」ってのを連想する。よくまあここまでそんな大きなものを抱えていて、違和感持たせずにストーリーを進めたもんだ。まあちょっと、あまりに唐突な気はするが。
で、ガレスをけしかけたのがソフィーティアさんですが、彼女が実は全ての黒幕の破壊の女神(もしくはその幹部)ですか? まあ彼女はそういう位置づけの人物ではという予感は最初に登場した時から感じてはいましたが。ミナが全くそういう影を見せずに登場して突然に暗黒変するって展開を見てから、ああ彼女もいずれはそうなるんだろうなという気が強くしてましたね。
ネモの過去に何があったのか?
そして黒幕っぽく登場したジェルマンはやはり所詮はただの中ボスで、実は単なる走狗に過ぎなかったと。よくある展開です。結局彼の使命はネモの破壊の御子としての能力を覚醒させることだったと。そして彼の能力を封じたのが、今までほとんど何の活躍もしていなかった「主体性のない女・エレン」。彼女の能力はかなり特殊なんだろうという気はしてましたが、今回初めて彼女が主体性がない理由も含めて説明してくれました。彼女の能力はつまりはまさにパンドラの箱ってわけか。未来が見えてしまうというのは確かに未来に何の夢も希望も持てないことになるからキツいわな。しかもその未来を自身が介入することで変更出来るのなら良いが、そうでない場合は完全に苦痛そのもの。で、彼女が自身の力を行使するのは最初で最後のようですね。明らかに「私の英雄の力はもう」と言ってましたね。さらにネモに起こるだろうことも分かっていた模様。
ネモを守護している英雄は初代図書館長らしいですから、図書館で起こったことが鍵になるということのようです。初代図書館長は裏切った挙げ句にユーノミアに倒されたということになっているようですが、それに裏があるんだろうな。以前にユーノミアはそのことをファリアに説明しようとしていたことがあったんだが、結局はその時にファリアは話を聞いていないのか? 初代図書館長は自らの力が暴走し、それを抑えるためにあえてユーノミアに討たれたという可能性があるな。ただそれだと最終的にかなり悲劇的なオチしか見えなくなってしまうが。
次話はこちら
前話はこちら
