白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

86-エイティシックス- 第6話「最後まで」

相変わらず人死にばかりのハードな展開

 86の連中の過去話が出て来ますが、ここでああいう話が出てくるってのは、明らかにかなりの人死にが出るって伏線であります。で、お約束の通りに一気に二人が退場。しかも一人はシンが自らの手でとどめを刺すことに。確実にとどめを刺しておかないと敵にコピられて亡霊が登場するんでしょうね。

     
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 ハードな展開にレーナは壊れてしまいそうなところですが、思いの外彼女は不屈です。どうやらただのお嬢ではない模様。まあ目の前で父親失うって体験までしてますから。並のハンドラーだったらシンとリンクしただけでぶっ壊れるのに、彼女はそれを乗り越えましたからね。で、明らかにシンに対して好意を持っているというのが今回ハッキリと現れたというか、彼女自身がそれを初めて明確に意識したということか。

 こういう展開になってきたら、いずれは彼女自身が前線に立つのではないかという気もするのですが、彼女って戦闘は出来るのでしょうか? いずれにしろ、彼女がいる壁の中の虚構の世界は、いずれは敵の総攻撃で大崩壊という結末が見えています。そうなると彼女自身も自らの手で戦えないと生き残れないはず。

 

やっぱり大崩壊が作品のラストなんですかね

 と言うわけで、この作品のオチは敵の総攻撃で崩壊する壁の中。86も次々と犠牲になる中でレーナとシンが命がけで脱出。「俺たちの戦いはまだこれからだ」ってところで終わりって感じですかね。どうも原作はまだ続いているようですから。アニメ独自の強引なオチをつけるとも考えにくい気もするし。

   
プラモデルの類いも出ているようですね

 で、今回の戦いでは、シンは敵の中に兄貴のコピーの存在を感じたのでしょうか。兄を探しているというようなことを言ってましたので、彼の目的は兄貴のコピーを見つけ出してそれを破壊することで、兄貴を完全に成仏させることというような感じがしますが。

 にしても、乾いたハードな世界だな。でもやっぱり、86の連中が命張って戦っている理由が一番不明ってのがこの作品の根本的疑問だな。どう考えても彼らが命賭けるモチベーションも理由もないんだな。生き残るために戦ってるって言っても、実際はいずれは死ぬのは確実なわけだし。壁の中の豚共に道具扱いされて甘んじている理由が不明。

 

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