白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SSSS.DYNAZENON 第7話「集まった意味って、なに?」

新キャラ乱入でさらに複雑な話になってきた

 さて前回の最後に現れたエヴァンゲリオンとウルトラマンを突き混ぜたような奴は、かなりいきった変身ヒーローでした。何やら他の世界からやって来たような様子でしたが、良く分からん奴らです。何やら二代目と呼ばれている魔法姉ちゃんを連れている模様ですが、正体は良く分からん。

     
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 だけど行きがかり上、今回はタッグを組んで怪獣と戦うことになったようです。グリッドナイト同盟とか言ってましたが、基本的に敵ではないと言うことでしょう。それに対して怪獣優生思想の連中は明確に「人類を絶滅する」と言ってましたね。どうにもまだ良く分からない世界です。

 今回、ニート君は稲本さんの旦那を助けたようですね。戦いに巻き込まれた人物が登場することは初めてで、これによって少なくともこの世界での戦い自身はバーチャルではないと言うことを示しましたね。ただこの世界自身がバーチャルという可能性はありそうです。何か最終的には「SSSS.GRIDMAN」と同様の夢オチになる可能性は高い。

 

結局は夢オチ展開だろうか?

 ちなみに「SSSS.GRIDMAN」は夢オチでないという指摘が作品ファンからあるようです。つまりは夢物語ではなくて異世界の物語であって、最後はヒロインが元の世界に戻ったという話だって。そういう構成は良く分かるんですが、私はそういう構成自体が結局は夢オチと同じと言ってるんですけどね。いわゆる異世界転生ものでも、最後に主人公が元の世界に戻って「あの世界は夢? いや、やはり夢じゃなかった」と言ったところで、作品的には実質的に夢オチと一緒ですから。もっともこういう構成がすなわち駄作とは限らない。本当の夢オチ駄作ってのは、世界を滅茶苦茶にして辻褄が合わないストーリーにした挙げ句、それを「夢でした」ということでうっちゃってしまった場合。少なくとも「SSSS.GRIDMAN」はそういう点ではストーリーに一応はキチンと決着をつけていた。ヒッキー少女が現実世界で起き上がることにもつながってたし。

 ナイト連中が出て来たことにより、この世界がいわゆる平行世界がボコボコある世界観って可能性が高くなってきた。となると世界観は「SSSS.GRIDMAN」と同じか。すると結果としては誰かの精神によって作り出された異世界って線で、結局は夢オチになりそうな気配。

 問題はその最後までに主人公達の問題がどう決着がつくかですね。各人がそれぞれ問題を抱えて迷っているわけで、基本はその決着をどうつけるかのストーリーになる模様。それがキチンと納得いく決着がついたら、結果的に夢オチでも駄作にはならない。それをすべてうっちゃってガチャガチャのまま終わったら、正真正銘の夢オチ駄作。

 

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