白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

憂国のモリアーティ 第15話「ホワイトチャペルの亡霊 第一幕」

ボンドがその能力を遺憾なく発揮

 今回はいわゆる二部構成になってましたね。本題はジャック・ザ・リッパーの話ですが、その前にボンドの活躍と仲間に受け入れられる過程を描くちょっとした事件を挟んでいる。

     
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 要は「自分で判断して動け」という話だったんですが、さすがにボンドはそれで戸惑うような輩ではなく、「それで良いなら自由にさせてもらうよ」って感じでしたね。それにしても白兵戦能力が異常に高すぎ。一体あの技はどこで鍛えたのかは謎。もっともすべてあのヤードのお調子者の手柄にってのは強引すぎ。あれで納得って「俺って気を失いながらも強盗団を全滅させたのか」って考えてるのか? それって毛利小五郎なみの脳天気なんだが。

 

そしてジャック・ザ・リッパーが登場

 そして遺憾なくボンドの実力を仲間に示したところで後半が本題。娼婦連続殺人事件とその背後に潜む謎の解明という話らしい。

 にしても今度はジャック・ザ・リッパーが登場とは、この作品ってリアルとファンタジーごっちゃまぜでイギリスに関係する有名人はゾロゾロ出てくるってパターンだろうか。ジャック・ザ・リッパー自体は実在の犯罪者で、結局は迷宮入りしてしまった連続殺人鬼でしたね。娼婦ばかり狙って斬殺したという。

     
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 ジャック・ザ・リッパー自身が既に多くの創作のネタになっており、その中ではシャーロック・ホームズ対ジャック・ザ・リッパーなんてパターンのものも少なくないとか。ただし今回はホームズは全く関与してません。

 それで本物のジャック・ザ・リッパーはアフガンでの戦争の白兵戦の達人で、ウィリアム達の殺人技の師匠でもあると。さらに今回はその師匠からの自分の名を使う偽者に制裁をという要請を受けたと。ところでアフガンでの戦争と言えば、ワトソンも軍医として従軍していたということでしたね。ワトソンが従軍したのは第二次アフガン戦争らしいですから、彼が白兵戦で名を上げたアフガンでの戦争はその前の第一次アフガン戦争でしょうか。となると50年前になりますので、彼は確かにかなり高齢ということになります。

 何かを目的としているのか、それとも単なる猟奇殺人鬼なのかが不明ですが、どうやら警察と自警団が睨み合いで一触即発という事態になっているようですから、普通に考えるとそうなることを目的とした誰かの陰謀ってところか。だとしたら、何を目的にしているかが不明だが、社会不安を引き起こそうとしている可能性が大。モリーアーティ一行とは別の目的で体制をひっくり返すことを狙っている連中って可能性が。

 

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