白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Vivy-Fluorite Eye's Song- 第3話

いきなり15年後のミッション

 突然に前回から15年も経ったようです。15年ぶりにヴィヴィの前に現れた陰険ベアのマツモトは、いきなり「人工衛星が暴走したAIによって落下させられるからそれを阻止しろ」との一方的な指令。ヴィヴィは従いたくないと言いますが、例によって「大惨事が起こるぞ」と脅迫する外道マツモト。やむなくヴィヴイはコロニー落とし・・・ならぬ宇宙ホテル落としを阻止するために宇宙に飛ぶことに。

     
プライムビデオも登場したようです

 そこで出会うのが接客用AIで今はホテルを仕切っているエステラ。笑顔が素敵で包容力のあるエステラはヴィヴイの目からはそんな凶行を実行するようには全く見えない。しかしマツモトによると間違いなくコロニー落とし・・・でなくてホテル落としをやったのは彼女らしい。なお彼女はヴィヴィの設計ポリシーを引き継ぐ後継機で、謂わば妹に当たるとのことなので、彼女が何かメカニズム的に問題を抱えているなら、同じ問題はヴィヴィにもある可能性が。

 

深まるばかりの謎にまたものラストのどんでん返し 

 結局は納得のいかないヴィヴィは、マツモトの「さっさとエステラを処分してしまえ」という指示に反して、なぜか彼女がそのような凶行に及ぶ必要があったかの背景を探ろうとしてますが、そうすればするほど余計に分からなくなってきている模様。また何か事情を知っていそうな同僚のルリレールの裏のある態度も気になるところ。「私たちは家族」という言葉をキーワードのように何度も繰り返してましたが、そこに鍵がありそうな模様。

     
これが原作ノベルなんでしょうか?

 で、前回同様に一旦話が決着ついたかと思わせた後に大ドンデンを持ってくるというパターン。もしかして今後もこのパターンを続けるつもりか。一旦、一応平和なオチでまとまったように見せかけて、最後に意表を突いて「エッ!?」と持ってきて次回につなごうというベタな展開です。今回も一見無害に見えるエミリアが笑顔でルクレールを首チョッパしてくれました。理由は分かりませんが、これが彼女の本性の模様。人間だったら彼女はサイコパスでしたというオチになるんでしょうけど、なんせAIですからね。特に怪しいプログラムを加えられたという形跡がないのなら、何らかの目的があっての彼女の意志ということになります。

 

相変わらず独特の乾いた感覚ですね

 ところでよく聞いていると、さり気にマツモトが「人類とAIが戦争になった」と言ってましたね。最終的に「猿の惑星」並の戦争になったんでしょうか? 第1話にはそんな雰囲気がなかったですが。もし本当に両者が戦争状態になったんなら、あの大殺戮は戦争の一場面と言うことでまた意味が大分変わるんですが。

 次回はエステラの目的はという謎と、ヴィヴィがどうやってホテルの落下を阻止するかという話になるようです。また前話で亡くなったモモカの妹も登場しましたが、ヴィヴィの目的には彼女を助けることも加わるでしょう。ただ下手したら外道マツモトがあっさりと犠牲にしてしまいそうな可能性も・・・。これから少々ハードなアクションするんでしょうか? それにしても前回も感じたが、この根底に流れる何とも殺伐とした乾いた空気はなんでしょうかね。可愛いキャラクターのように見えて冷血な外道なキャラとか、いきなり首チョッパとか、もしかしてまどマギか? もっとも私はあの作品は噂で聞いただけで全く見てないけど。

 

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