白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Vivy-Fluorite Eye's Song- 第4話

明かされた事件の真相

 また出て来ましたか、あのテロリスト団体。結局は彼らが黒幕だったと。

     
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 で、前回のラストでルリレールの首チョッパしていたのは、エステラではなくてその妹に当たるエリザベスで、二人はかつて実験でリンクしていたのが、どういうわけかエリザベスは後に廃棄されて、それをテロリスト共に拾われたと。

 結構ご都合主義な展開が感じられますが、まあスッキリと説明してくれました。で、事態が理解できたヴィヴィはマツモトから戦闘プログラムインストールしてもらってバトロイドチェンジですか? にしても単なるボカロアンドロイドにしてはやっぱり運動能力高すぎ。基本的に彼女ってオーバースペックなんですよね。現実にはマーチに走行プログラムインストールしたからって、いきなりマーチがF1マシンとタイマン張ってレースできるわけなどない。何で単なるボカロがあんな運動能力を持っているのやら。それにしてもこの格闘シーン、よく動いてたな。この作品、こういうアクションの表現はかなり安定している。

 まあそれはともかくとして、ヴィヴイはエリザベスと激しい格闘を演じた挙げ句に、最後は頭突きで仕留めてしまいました。ヴィヴィはとりあえずエステラの犯行でなかったことが分かって安心したようですが。

 

テロリスト共のはた迷惑なジハード

 テロリスト連中はAIが意図的に人類に対して害をなしたと見せたかったようで、その工作のためには命を辞さない覚悟だったようです。まさにジハードです。それでも一応はなるべく人死にを多くは出さないやり方でアピールすることを目指すという程度の自制心はあった模様。もっともせいぜい盗人にも三分の理ってレベルですが。あくまでエステラが自分の意志で落下させたと見させるために、あえてエステラに扮したエリザベスの姿を見せたわけか。

     
これが原作ノベルなんでしょうか?

 だけどエリザベスは自らの意志で自分の主人達を守ろうとしたようですね。確か元の歴史では「逃げ遅れた客が犠牲になった」と言ってましたので、この時点でヴィヴィの介入で歴史は変わってるんでしょうね。

 

陰謀を阻止したエステラの献身が泣かせる

 最後はエステラが自らを犠牲にして被害を最小限にするべく作業を行う。まさに人に奉仕するAIという姿勢を貫いたわけで、こりゃテロリスト達の工作は完全に裏目だな。ただし事の真相はどうやって世間に出ることになるんでしょうか。ヴィヴィは表に出ることは出来ないはずだし。まあエステラが最後の放送を避難客に対して行っていたので、テロリストの行った愚行の最後の始末は彼女がつけたという証人になるか。

     
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 そしてエステラは最後に記憶を取り戻した妹エリザベスとと共に作業を完了する。まさかこの乾きまくったこの作品でこんなウェットな展開が来るとは思ってなかったな。予想外の「泣かせる展開」でした。そしてヒロインのヴィヴィはこういう経験を積み重ねていく内に「心」というものに対する自分なりの理解を深めていくということになるのか。

 

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