白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

バック・アロウ 第13話「姫が立つ時 天は泣くのか」

カイの覚醒でリュートは一気に劣勢に

 覚醒したカイとの戦いはアロウの劣勢で進んでいます。シュウはカイの実力を知っているからこそ、「面倒なことになる」と予想していましたが、アロウはやはりあくまでカイをこちらに取り込むつもりですね。説得を試みたようですが、思いの外脳筋のカイ君は頭が悪かった・・・というかレンと共に「裏切られた」という妄執に取り付かれているようです。しかしいずれは理解するような気もするのだが、「壁のそばで苦労して生活してきた者」だったら、壁は神の意志でもなんでもなくまさにそれを越えるべきものとなるのが自然ですから。天才シュウ君は自然にそこに行き着いたようですが、やはり頭があれなカイ君の場合、そこまでたどり着くのにはまだ紆余曲折が必要なようです。

     
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 劣勢のリュートではエッジャ村の連中とプラーク機甲師団の面々が共闘という形になったようです。しかしやはり戦闘力ではレッカの脳筋連中の方が上。さりげにエルシャとアタリーにプラーク機甲師団の存在感の薄いイケメン二人が加勢しましたが、彼らがどの程度の戦力になっているのだか。

     
パワーアップした新モデルは出るのか?

 アロウにはプラーク自らが加勢してますが、妄執に取り付かれているレンとジェックスクランダークロスしたカイ君のマジンガーZ・・・でなかった、ギガンが強すぎです。塀の上を守っていた謎の警備装置まで破壊してしまう強さ。ってことは、ギガンがその気になったら壁の向こうまで強行突破できるのでは? もしかしてアロウもそのことを思ったから、カイを説得しようとしてるんだろうか?

 

選帝侯の暗躍と凱帝の思惑が渦巻く姫の出陣

 リュートの本国ではルドルフ選帝侯が何やら暗躍を始めているし。どうも「戦争は娯楽」という点では彼はレッカ凱帝と考えは同じか? そう言えば彼の血を受けたダークフィーネ姫は明らかにその線だな。そもそもこの壁で囲われた世界というのが明らかに「仕組まれた世界」であるのだが、その中で凱帝と選帝侯の存在感が異質なんだな。何となく、この世界全体が何者かに仕組まれたゲーム空間のようなものであって、凱帝と選帝侯はその世界を外から監視しているプレイヤーの投影というようなパターンもあり得る気がする。

     
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 フィーネ姫は恐らく凱帝と選帝侯の思惑通りについに見かねて自ら前線に飛び出してきたんですが、凱帝の介入で暗黒変してしまいました。凱帝は彼女からそれを引き出してからそれを打ち破るということを目的としていたようですし、選帝侯は暗黒変した彼女の姿を国民に暴露することを目的としているような感じですね。凱帝からしたら暗黒変した彼女は選帝侯の分身のようなものですから、それを打ち破ったら選帝侯に自らの力を誇示するということにつながるし、選帝侯の方はリュートを戦争のための国家総動員に持っていこうというところだろうか? まだあの二人の本音は分からん。

 

天才シュウ君やソーラ先生はどう動くのか?

 そしてビット元帥閣下までが勘付くぐらい、天才シュウ君が余裕をなくしています。ただこのまま引き下がる彼とも思えませんので、どこかのタイミングで何らかの策を弄するだろうとは思われます。その辺りがポイントか。

     
彼女の存在感も微妙なんだな

 あと、ソーラ先生はプラートとの関係が暴露されてから全く話に寄っていない一市民になってしまっているのですが、彼はここで終わるキャラでないでしょう(笑)。どこかのタイミングで何か動きをすると私は読んでいるのですが、そしてそれは恐らく選帝侯との絡みの話になってくる。

     
相手が急速進化したことで苦戦しているムガ

 ちなみに私がリュート陣営の参謀だったら、ここで仕掛けるとしたらレッカ凱帝国内での内乱かな。レッカ凱帝国の中も一枚岩ではないようですから、野心家を唆して叛逆させるというのが一番普通にあり得る手。今のところは凱帝がその圧倒的な力を見せつけることで皆を押さえつけているが、そこに陰りが見られたらそういう動きが一気に吹き出す可能性がある。一応背後の蛮族は一掃したようだが、中央にも不穏分子は存在していそうだし、あの宰相なんていかにも利でつれそう。まあ何にせよ、そういう工作するためには、一旦戦線を膠着状態に持ち込む必要はあるが。

 

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