ようやく米軍を救出に向かう模様
ああ、ようやく米軍救出を思い立ちましたか。相変わらず行動が唐突だ、この二人は。前回突然に思い出したように出て来たから。今まで全く米軍のことなんて綺麗に忘れていたような雰囲気だったのに。
それと裏世界に行くキーアイテムとして例の八尺様の帽子を使ってましたが、あれって浜辺から帰ってきたときにゲートとして使って消滅してなかったっけ? なんか辻褄が合わないんですよね・・・。茜理なんかも存在しなかったみたいな扱いだし(あの二人が米軍助けに行くと言ったら、武闘派の彼女はほぼ間違いなく付いてくるでしょう)。
テレビシリーズなりのアレンジが祟っている模様
ってことでちょっと調べてみたら、この作品の原作では米軍救出作戦よりも浜辺のエピソードや茜理のエピソードの方が後の模様。米軍救出作戦が結構盛り上がる話(なんだろうと推測する)だから、それをテレビシリーズの締めに持ってきたくて、先に米軍救出作戦の前半だけやって(途中でヒロイン達だけ帰ってくる)、後のエピソードを挟んでから、改めて救出に向かうって展開にしたのか。それなら辻褄が合わないのも分かる。まあそういう「構成上の演出」はありですが(北斗の拳なんかも序盤であっさりと死んじゃうシンを中ボスに設定していた)、もう少しうまくつじつま合わせをした方が良かったのでは。
前の話の時にはやや錯乱気味の兵士に追われる形で逃げてきたんだが、今回向こうに行ったらその兵士は本当に錯乱してあっさりと死んでいた。さらに向こうでは数日しか経っていないという非常に都合の良い設定。私は原作を読んでないから知らんが、あの兵士は彼女たちが中途で米軍を見捨てて帰ってくる理由を付けるためのテレビ版の付け足しか? そんな気配がプンプンする。そもそも両の眼の色が違うだけで魔物認定って最初から頭おかしすぎだから(オッドアイってのは実際に普通に存在するから)。
やっぱり結論は付かないんだろうな
ここまでアレンジしたのなら、テレビシリーズの一応の最終話に向けて、もう一段のアレンジをして来そう。何か今回ゲートの近くで怪しい人影が見えていたが、あれってもしかして冴月のなれの果てだろうか?
どういう締めを持ってくる気か知らないが、原作が大分先まで続いているらしいことを考えると、ここで綺麗な締めってのはなさそう。それに無理に綺麗な締めを付けようとしたら、アニメ版スタッフは話のつじつま合わせだけで齟齬が出るようなレベルだとしたら破綻の可能性高し。こりゃやっぱり、とりあえず米軍救出には成功するが(もしくは失敗して全滅という展開もあり得る)、裏世界の本質自体は全く謎のままそこでジ・エンドってパターンかな。
最近は原作付き作品がやたらに多いが、原作ファンを期待できるからユーザーをある程度読めるのと、今時のアニメスタッフが一からストーリー考える力量がないという辺りが理由だったりします。だけどやっぱり単に小説やコミックを動画で再生しているってだけでは興醒めですね。世間的にもう少しアニメオリジナル企画が増えて欲しい気がする。今期でアニメオリジナルは私の知る限りで「バック・アロウ」だけで、後はもう少し前の「デカダンス」ぐらいじゃないかって気がする。日本アニメが韓国アニメに負け初めて久しいなんて声もあるが、魔道祖師見てたら中国にもすぐ負けそうだし(この作品自体はストーリーがあれで私は途中脱落したが)、なんかこの世界も先が明るくない。
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