白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

裏世界ピクニック 第10話「エレベーターで焼肉に行く方法」

私たちは異常じゃないとのヒロインたちのアピール(笑)

 何かと裏世界と縁の強い茜理ですが、今回はその茜理が狭間の世界に迷い込んでしまって、それを空魚たちが助けに行くという展開。

     
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 ここでも私が散々「この作品に出てくる連中はみんな人間的にぶっ壊れている奴ばかりだ」と言っていたせいか(笑)、今回は空魚たちが明らかに「いえいえ、こう見えても私たちはまともなんです」と主張しているような回だったな(笑)。鳥子が実は裏世界に置き去りにした米兵たちを気にしていて、何とか助けられないかと考えているなんてのも初めて言いましたから。それまではそんな様子は一切感じなかった。ここ読んだのか?(笑) ってんなことはあり得ない(笑)。

 もろに桜子から「なんで私の回りには人の心のない女ばかり寄ってくるんだ」とツッコミが入ってましたね。まあ今までの鳥子と空魚の行動見ていたら、確かに人の心があるようには見えんわ(笑)。空魚なんて「怖い」と口では言うものの、何だかんだでその後も何度も裏世界にやって来ているわけだし。普通は桜子みたいに「絶対行きたくない」になるもんだが。

 

やっぱり常に裏で冴月の影がちらついている

 それにしてもやっぱり空魚って何やら冴月と関わりがあるってのは今回も匂わせていましたね。最初の空魚が顔を洗うシーン、鏡にボンヤリと明らかに長髪の女性が映ってましたが、あれって冴月なんではという気がしますね。前から冴月は影ばかりがチラチラして、ハッキリとは登場したことがない。そして多分、今回茜理を連れて行ったのも多分冴月ですよね。今のところは冴月はやはり向こうの人間であり、全ての黒幕でもあるんではないかということを感じさせます。そしてさらには空魚とも何か関係がありそう。私の仮説は、以前にも言った空魚のあちらの世界への投影が冴月なのではという考え。

 裏世界との関係性も、最初はこちらから積極的に裏世界に入り込んでいたわけだが、最近は明らかに向こうから誘ってきているというか、働きかけているパターンばかりになっている。おかげで最初の頃に裏世界に行くために使っていたスポットなんて全く使わなくなった。最近は思いがけないところで突然に裏世界につながってしまうと言うパターンばかり。明らかにこの世とあの世が陸続き。こういうの見ていると、向こうの世界が空魚たちをターゲットとして認識したと考えるべきでしょう。となると、そこに冴月が何らかの形で関与していると考えるのが自然。

     
最後は原作小説読めって結論になる嫌な予感も

 ところで今回で第10話。後せいぜい2,3話ですよね。どうやら原作がかなり先まで続いているらしいことを考えても、この作品、何の説明もしないまま完全に話の途中で終わりそうな予感がプンプン漂いだしてきた。良くて「第2期にご期待ください」、下手すりゃ「結論が気になる人は小説買ってください」ってのもありそう。目下のところ話のまとめに向かうような雰囲気が全くないから。

 

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