米軍救出作戦はあっさりと完了
終わりました・・・が、やっぱり予想通り、実質的には何も終わりませんでしたね。案の定、ストーリーを途中で放り出してとりあえず第一部完。第二期があるのかどうかは現在のところハッキリしていない。これも反響次第か? まあこの作品はそれなりの反響はあったように感じるのだが、それがセールスにつながるレベルかは微妙。
米軍救出作戦は姦姦蛇螺(かんかんだら)という、これもまた2chのオカルト板発祥の妖怪とのガチ勝負。結局は強引に重機を動員して力技で倒してしまいました。空魚の邪眼の力と米軍の軍事力の勝利です。かんかんだらの本体は幾何学模様のように見えてましたが、結局あれって何だったんでしょうか? まあどうでも良いことではありますが。
結局はコミュ障同士の百合展開でしょうか?
で、米軍救出は前半であっさりと決着が付いて、後半は一応締めのための与太話ですが、要は空魚と鳥子が自分のコミュ障を自覚すると共に、百合的関係を深めただけです(笑)。今更いうまでもなく、二人とも人間関係が破綻しているのは明らかだし、そういう二人だから引き合ったようなところがある。空魚は明らかに他人と一線を引くタイプだし、鳥子の方は他人との距離感を測れないタイプ。しかも空魚はあからさまにオカルトオタ属性が高い。どちらも現実にいたら結構鬱陶しいタイプではあります。
ところで前から疑問だったんですが、この二人って生活費などの金はどうしてるんでしょうか? 二人とも学生のようですが、特にアルバイト等をしている様子が全くない。確か空魚は家族が新興宗教にはまった挙げ句に死んじゃったんだっけ。遺産でも残ってたのか? だとしたらよくも教団に巻き上げられなかったもんだ。奴らは勝手に乗り込んできて香典までさらっていくハイエナのような連中ですから。なんせこの二人、家庭の話がほとんど出てこないが、家族関係が破綻していただろうことだけは推測が付く。
バイトとかしている様子がない割には、しょっちゅう打ち上げしていたりして、やけにリッチな感じなんですよね。確か今回動かしていたマシンも、酔っ払った勢いで鳥子が衝動買いしたんでなかったでしたっけ? 本当に金の出所が不明なんだな。両親は海外にいて金だけ仕送りしてくれるとかいう超好都合な設定か?
今回の内容を要約すれば、かんかんだらを倒して米軍は救われました。そして二人はやっぱり百合でした。以上・・・。うーん、味も素っ気もないわ(笑)。だけど実際に中身はそれだけ。正直なところ、悪い作品とも思わないが、ずっとどこか肩透かしばっかり食らっているという印象が最後まで残ったな。オカルトにも百合にも興味がなかったらどこを見れば良いのかが今ひとつ分からん。
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