白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

天地創造デザイン部 第7話「案件7」

開始からホラーです(笑)

 今回はやけにホラー色を帯びた内容です(笑)。洗髪の時によく視線を感じるというのは言われますね。まあ多分あれは、かなり無防備な状態にいるという無意識の緊張感と、浴場では人間が人の気配として感じる遠赤外線源があちこちにある(お湯で温まった壁なんかが遠赤外線を発生させたり反射したり)こととから来ていると私は推測してますが。さらに閉鎖空間であることから、やはり人間が人の気配を感じるのに有効である聴覚も反射波でかなり攪乱されますし。

     
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 かなり難しい話が出てましたが、確かに単細胞藻類は走光性を有していて目を持っているとか。光感受性タンパクというのがあり、それが光を感じるとのことで、それを利用して視力を失った患者の視機能を回復させる遺伝子療法なんてものまで検討されているとか。いやー、本当に勉強になるな。

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 ちなみにカメレオンは周囲に色を合わせているってわけではないってのは最近になって言われていることです。つまりはカメレオンスーツを開発しても存在をくらませるのでなく、感情に連動して色がコロコロ変わるものになってしまうと(笑)。と言うことは綺麗なお姉ちゃんでも見たら、身体がピンクになるのか(笑)。

 

どう見てもNASAの宇宙人が登場

 で、次のネタからは何やらNASAが隠しているとかいう都市伝説のある宇宙人が母体になったとしか思えないネタが連続。ケンタ君の初恋の相手?を土屋さんが「作る」とわけの分からんことを言い始めたのが元々だが、それが結果としてメガネザルに行き着いて、しかもそれこそが実際にケンタ君の会いたい相手だったというとんでも展開です。さすがにあの爺さんの孫だけあってケンタ君もただ者ではない。目が大きすぎることによって眼球を動かす筋肉が配置できないから、首自体を動かすことで視界を確保できるようにしたか・・・うーん、やっぱり勉強になる。この作品って、実際の進化の歴史と推測されるものをなぞってるんですよね。

     
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 そして宇宙人ネタ二題目は最終的にはフクロウにたどり着いたというお話。耳の穴が上下にずれてって辺りで、ああ、フクロウかと分かりましたね。確かにあの独特の形状の顔は音波を反射して集めるためのものもいわれています。そしてフクロウもあの頭を180度回して獲物の足音などの音波を探知します。その上に夜目が利くので、夜行性のハンターとしてはかなり能力が高いと言われています。で、ミミズクとの違いはあの耳のように見える羽角があるかないからしいが(ただしこれがあってもフクロウと呼ばれる種もいたりで、実質的には同じ種らしい)、この羽角に何らかの機能があるかどうかは不明とのこと。

    
フクロウは人気あるようで、いろいろ商品も出てます。
左はぬいぐるみで右は金運を招く信楽焼きのフクロウとか。

 と言うわけで、相変わらずのまんがサイエンス的趣の内容でした。そう言えばあのNASAが捕らえたと言われている宇宙人とやらの写真、あれは実際は猿だというのが定説ですね。だから宇宙人スタイルから進化させたらメガネザルになったというのは極めて妥当なんです(笑)。

 

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