あっちとこっちが陸続きに
裏世界からようようこっちに帰ってきた二人ですが、またあっちの世界に行っちゃったようです。段々とこっちの世界とあっちの世界がボーダレスになってきた模様で、かなりヤバいことになってるんじゃないでしょうか?
それまでは接続しているスポットは限られていたのが、前々回辺りから二人とも全く意識しないままに裏世界に行っちゃってます。実際に演習中に迷い込んでしまった海兵隊の連中もいたわけですから、いよいよあっちの世界とボーダレスになってきていると言うことで、これは単に二人の探検の世界だけでなく、世の中全体がかなりおかしなことになってきている模様。
そして今回はあっちの世界が明らかに二人を意識して接近をしてきたと言うところ。いよいよもってやばい状態になってきた。こっちがその気がなかったとしても、あちらから能動的にこっちに接触を図ってきている節が現れている。
ヒロイン達の破綻した性格がむしろ鍵なのか?
なんだけど、あの二人はそんなことは全く考えずに、単に好奇心で宝探し気分で裏世界に行っているようです。あんなあからさまに危なくて、しかも自分達も何度か明らかに危機を体験しているにもかかわらず、さらにまた行こうとするという辺りが、ヒロイン達の性格がぶっ壊れている証拠なんですよね。
ぶっ壊れていると言えば、空魚はあの男たちに全く躊躇わずに銃をぶっ放しましたね。あれが人間でないと確認したのは後から。「こっちに明らかに危害を加えようとしている奴をやるのは抵抗がない」というようなことを言ってましたが、あそこまであからさまなのはかなり危ない性格です。まあ彼女も壮絶な過去を背負ってますから、やっぱり精神のどこかがぶっ壊れてるんでしょう。
そういうぶっ壊れた精神ってのも、裏世界の連中が接触してくる鍵なのかもしれない。どうもこっちの世界の常識を超越している連中のようなので、常識人だとシンクロしようがなくて、そういう精神のぶっ壊れた奴だけが部分的にシンクロできるというような。この作品のヒロインってあからさまに異常なんですが、明らかに異常だからこそ成立している世界ですからね。
だけどそれって、正直なところ見ている方にはしんどいんですよね。ヒロイン達が何でそんな行動をとるのかが理解できないから。つまりはヒロインに共感できない。登場人物に共感できない作品ってのは、見てる方は結構しんどいですよ。
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