美少年牧場って・・・
突然に美少年牧場なんて怪しい単語が登場するが、別にショタ女が美少年を囲っている施設という意味ではなく(笑)、人体実験用の子供を収容していたというえげつない施設だった。ここでやっていた人体実験というのは、バインドワッパー絡みって感じですね。意志をコントロールすることでブライハイトを強化しようというような。
ウォルストン自治属州の名が出た時に、ソーラが微妙な反応をしましたね。シュウは何やら事情がありげなのに感づいた節がありますが。その辺り、ソーラの過去が絡んでいそうですね。いずれはこのキャラの過去もどこかのタイミングで出てくることだろうと推測が出来る。ソーラだけは根っからの村の人間ではなく、また技術にもある程度通じているようだから、何らかの過去があるのは間違いない。その辺りが意外とこの世界の核心に通じているかもしれない。
チームとして機能し始めたメンバー
そして「天才」シュウ・ビ君は、あっという間にこの船の内容について把握していただけでなく、お調子者のビットの操作方法まで把握した模様です。確かに本人が言うように天才です。まあそれに策士ですね。敵にいる分にはかなりタチが悪いですが、味方としては頼もしい。もっとももろに打算尽くで味方についているので、いつ立場が変わるか分からないという危うさはあるが、その辺りはバック・アロウとお互いに割り切り合った妙な信頼関係で結ばれている。
最初に懸念した通り、やっぱり城艦を動かすにはエルシャに過度な負担がかかっていたようです。そのために稼働時間に制限があり、エルシャも過労でぶっ倒れることに。しかし天才シュウが「残留信念システム」なる怪しいシステムを突然に出して来たことで、稼働時間の問題は解決したようです。残留信念って、明らかに残留思念のパロですよね。まあ信念も思念も大して違いはないが。これで単に城艦の連続稼働が可能になっただけでなく、城艦を動かしながらエルシャが出撃することも可能になったと言うことか。目下のところだとエルシャは常に固定されている状態で、敵から見たら格好の的だったから。
バック・アロウは美少年達の境遇にことさら同情するというわけでもないのだが、基本的にはお節介な性分で介入。この辺りはむしろビットの方がもっと人間的な甘さを持っています。ビットは「このまま放っておくわけにもいかないだろ」って雰囲気でしたから。
結果として過度に介入する気はなかったが、それでも何とか問題を解決しようとはしたバック・アロウの性格って、なかなか読めないところがある。悪い奴ではないというのは明らかだが、完全に熱い奴でも完全にクールな奴でもない。シュウもバック・アロウの行動を見切った上で策を授けたようであるが。シュウの場合は悪人というわけではなく、自分の目的に対して非常に真っ直ぐ。何やら今回の策で、バック・アロウとシュウとビットの間に奇妙な共犯関係というか、信頼関係のようなものが醸成された。それとエルシャは彼らに何か策があるということを読んでましたね。何かチームが形成されてきたなということを感じさせる内容でした。
何やら必死の風情の脳筋男
一方で親友に裏切られたという怒りで一杯のカイ君は、自らを痛めつけながら自身の信念の強化を図っていた模様。もしかして信念が強化されたらブライハイトも強化されるんでしょうか。CMが入っていたようにカイのブライハイトのギガンは既にフィギュア発売されてるんですが、もしかして早速モデルチェンジか? そう言えば昔はシリーズ中盤での主人公メカチェンジってのが定番だった時期がありました(ガンダムmark2がΖに代わったり、ダンバインがビルバインに代わったり)。玩具メーカーにしたら一作品で二度美味しいという。そう言えばこの作品も1クールだとしたらもう中盤ですよね。と言うわけで、次々回のタイトルは「ギガンはmark2になるのか」(笑)。
そして愛する人?に裏切られた態のレンも独自の行動を始めている模様。目下のところシュウに裏切られたという怒りで頭がいっぱいのようですが、そもそもはシュウのことを嫌っていたわけではない模様。彼女の立ち位置も微妙ですね。世界の本質が見えてきたところでシュウの意図に気づくという可能性がありそう。カイと彼女は最後の最後でこちら側に来る可能性のあるキャラと見ていますが。
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