白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

オルタンシア・サーガ 第6章「真偽~王女の重み~」

ノリの良すぎる偽王女に戸惑うマリウス

 今回は偽王女様が登場する話。あまりにノリの良すぎる王女様にマリウスは怒りその他が入り交じった非常に複雑な反応を示していましたが、同時に自分が王女としての正体を明かせずにいつまでも隠れた状態にいることの後ろめたさも痛烈に感じていたという内容。

     
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 しかし偶像という意味ではあれでも正解だったのかもしれないな。アイドルってもろに偶像って意味だから、実際に熱心な親衛隊もついていたようだし。どことなく今時のドルオタの「推しメンのためなら命を懸けられる」ってのにソックリだったような気はするが。

     
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 後半になると話は突然に真面目な展開に。結局は悪意のないままに偽王女様を語ってしまっていたことが分かり、マリウスは自身の後ろめたさも相まって逆に同情することに。それにしても正体を偽っていることはともかくとして、性別まで偽っているのにもかかわらず、今まで全く気づいていないアルフレッドも大概鈍い男だ。キングダムの信(最近になって李信に進化しましたが)並の鈍くささだ。こういう女性が男性と偽ってという展開は創作にはよくあるが、現実を考えるといろいろと問題が発生してかなり無理があるような気がするんだけどね。実際に女性の場合、マリウスは貧乳のようだが巨乳だと誤魔化しが効かないし、さらに月のものの処理とかどうするのなんて話まであるし。そう言う意味では男性の女装の方がハードルは低いかな。この場合は「逮捕しちゃうぞ」なんかでも登場した、モッコリをどう誤魔化すかという問題があるが。

 いかん、どうも話がゲスな方向にずれてしまった。まあ私はそもそも決して高尚な人間というわけでもないが・・・。

 

要するに今回の話って閑話休題ですよね

 まあ今回のエピソードは実際のところ、本筋にはほとんど関係ない閑話休題ってニュアンスが強い内容ですが。大体こういう基本シリアスな作品の場合、中間ぐらいでこういうエビソードを入れる場合が多い。冒頭のマリウスの昔話語りや、その後の海で遊ぶデフロットなんて、もろに「閑話休題」と入っている感じだったが。もっとも元が真面目な話なので、中盤以降はそっちに行っちゃいましたが。まああんまり遊びすぎたら元の話自体をぶち壊しかねないから、脱線はこの程度が限界かな、本作の場合。

 将来マリウスが正体を明かして王国奪還のために挙兵したら、あの自警団の皆さんも駆けつけてくれるんでしょうか? 前話に登場したアーデルハイドは間違いなくはせ参じるでしょうから、そこに同行するかも。

 

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